2025年04月23日
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全585件のレビュー中 1-25件目
2025年04月23日
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2025年04月23日
スープは商品名通りの無化調純ニボ。セメント系とは異なり、鶏などの動物類は一切使われておらず、
醤油返しには他の旨味成分も重ねられてはいるものの、出汁自体は煮干と水のみで炊かれています。
丼一杯あたり約150gもの煮干が使われているらしく、一晩かけて水出しを行った後にじっくりと火入れをするなど徹底した温度管理が行われているそうで、
煮干本来の苦味とクセも意図的に抽出させた、背黒のパンチと白口の甘味による芳醇な味わいが特徴的。
濁りはあるものの口当たりはさらりとしており、塩分濃度は約2.0%と高めながらやや多めの煮干油も相まって、塩辛さのない濃厚かつまろやかな味わいへとまとまっています。
麺は菅野製麺所の低加水角刃細ストレート。しなやかでパツンと歯切れの良いコリコリ食感で、煮干系では定番の組み合わせ。
指定時間通りに茹で上げる事でやや硬めに仕上がりますが、片手鍋を使った1リットル程度の少ない湯量だと茹で上がるまでに再沸騰せず、デンプンのα化が不十分となるので、
本商品に限らず冷凍通販で作るラーメンの茹で湯は最低でも2リットル以上は用意しましょう。家庭調理なら多くとも3リットルあれば充分です。
付属トッピングは低温調理のレアチャーシュー2種で、豚肩ローススライスと鶏むねスライスが1枚ずつ。
どちらもシンプルな塩味で、しっとり軟らかく、鶏のほうは胡椒を効かせたスパイシー仕立て。
なお玉葱を追加する場合は、刻んだ後に水に晒して辛味を抜き、余分な水気をしっかり切っておく事がより美味しく頂く重要なポイントです。
私は今回朝採れの新鮮な白子の新玉葱を農家さんから頂いたので、水に晒さずそのまま使いましたが、旬の新玉葱は瑞々しく辛味も少ないので、煮干ラーメンにもお勧めです。
児ノ木はニボラーであれば誰もが訪れた事のあるであろうレベルの超有名店で、冷凍通販でもその濃厚かつ繊細な味わいが楽しめると思いますが、
スープの温度を上げすぎると風味が飛び、せっかくの味わいを損ねてしまうので、調理の際は湯煎のかけ過ぎ、熱し過ぎにくれぐれも注意しましょう。
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2025年04月16日
麺は平打の太ストレートで、幅広ですが麺帯は薄くピロピロとしています。
中華麺ではありますが、タリアテッレのようなパスタ感というか、どちらかというとヌイユを意識したようなイメージで、
滑らかでコシも強くモチモチとした弾力性があります。
まずはこの麺と別パックのガーリックオイルを和えるところから本品の調理はスタートします。
この時点でトリュフが香りますが、ニンニクの風味はそれを上回る強さで、
スープをかける前の油麺の状態で数本食べておくとよりニンニクとトリュフを堪能出来ると思います。
スープは白濁したクリーミーな動物系で、牛と共に豚の風味も分かりやすく出ていますが、臭みは一切ありません。
またバルサミコの甘味酸味や紹興酒の風味など、カエシの構成が以前販売されていた八咫烏式二郎系に似ており、塩味も含め全体的に味はやや濃い目です。
こちらを麺にかけるのが第二工程です。
付属トッピングは牛ほほ肉の煮込みとフォアグラが一緒にパックされています。
ブイヨン感もあるソースはトリュフの香りが立っており、フルーティな甘味酸味の効いた濃い味付け。
牛頬は冷凍の鮮度的な臭みが多少気になりましたが、ほろりと程々に軟らかく煮込まれています。
フォアグラも風味が落ち気味な上やや淡白で濃厚さに欠けますが、保存状態的にも致し方ないかもしれません。
こちらを綺麗に盛り付けるのが最終工程ですが、麺の上に直接乗せるとソースの味がスープへ一気に干渉するため、ほうれん草のソテーなどを中間に敷いたほうがよいです。
調理が難しい場合は別皿盛りにする事で、味を見ながらスープに少しずつ加えたり、加えずに別々に頂くなど、好みに合わせた食べ方を自分でチョイス出来ます。
麺が終わった後は残ったスープにパンを添えたりライスでリゾット風にするのがお勧めされています。
どちらも試してみましたが、この味の濃さだとブルスケッタもガーリックライスも当然マッチします。
まずは麺とオイルを和え、次にスープを注ぎ、最後にトッピングを施す事で、段階的に味と風味が一つの形として作られてゆきますが、
全体的に味が濃いので、牛頬ソースとスープが融合した完成形まで進むと味がかなり濃厚になります。
麺はスープへ入れずに和え玉つけ麺スタイルにしたほうが、スープとの絡みを自分で調節できる分食べやすかったかもしれません。
所謂「牛頰肉のロッシーニ風」というフランス料理をラーメンに落とし込んだ形で、麺、スープ、具材の個々をみるとそれぞれ美味しいのですが、
全てをまとめたラーメン一杯として考えると、やや一体感を欠いてしまったような印象です。
使われている食材が食材な上、何より調理技術も多少求められる内容なので、料理や盛り付けが得意ではない方にはハードルがやや高いかもしれず、
4,320円+送料の一杯約5,500円という超ハイコスト商品である事も鑑みると、
冷凍ではなく実店舗で作りたてを頂くべきメニューだったのかなというのが率直な感想です。(本末転倒ですが)
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2025年04月16日
スープは無化調のニボニボで、高濃度なドロザラのセメント系。
塩味は若干強めながらパワフルな煮干に負けないバランスの濃度で調えられており、ビターな煮干の風味、旨味、甘味がガツンとストレートに伝わってきます。
苦みやエグみも旨味の1つと捉えられるニボラー的には煮干のクセは中〜弱程度くらいだと思いますが、
そのクセ自体が苦手な方や初心者さんにはやや抵抗のあるレベル感かもしれません。
麺は菅野製麺所のスクエア型低加水角刃細ストレート。
ドロスープをガッチリと持ち上げ、しなやかでコリパツの食感が煮干とマッチし、麺の持つ小麦の甘味がお互いを引き立て合っています。
麺に対しスープ量が少ないため違和感を抱く方もいるかもしれませんが、近代のニボニボはこのスタイルもスタンダードの1つとして定着しています。
(煮干を大量に消費するためスープ量を多くすると安価で捌けなくなるという理由もあります)
和え玉は実店舗だと基本的に4種類ありますが、本品は醤油がチョイスされています。
鶏油(チーユ)の風味が効いた角のないまろやかな醤油ダレで、混ぜて油そばのように食べる、生卵に絡めてすき焼き風に食べる、
スープに浸してつけ麺のように食べるなど、自分の好みに合わせて色々な食べ方を試してみるとよいです。
もし煮干の苦味が不安な方は、麺を入れる前にスープをひと口飲んでみて、自分にはちょっと苦手かなと思った場合、
このつけ麺スタイルにすると鶏油でコクが増すと共に油のコーティング作用で煮干のクセが和らぐため、
通常のラーメンスタイルよりもいささか食べやすくなると思います。
なお本品はかけタイプなので付属トッピングは無く、必須アイテムの刻み玉葱などは事前に用意しておきましょう。
実店舗では煮干の種類、産地、配合を数日置きに変更するなど常連客にも飽きさせない工夫が凝らされており、
この冷凍版特濃もニボニボ中毒者なら確実に満足出来る一杯&一玉になっていると思います。
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2025年04月09日
以前富士丸神谷本店にいらしたザキさんの独立店という事で、スープは液状油多めの微乳化富士丸スタイル。
豚の厚みと根菜の甘味に生姜の香りが効いた富士丸系ならではのあまうまな味わいで、
醤油の塩味とコクもしっかりとあり、当然ながら生卵ディップが良く合います。
麺は自家製の低加水角刃平打ウェーブで、富士丸らしい手揉み感のあるうねりと圧縮性のワシゴワ食感。
説明書きには「二郎系インスパイアの中では細めに製麺」とありますが、
寧ろ昔の富士丸やマルジがこの位の太さで、逆にこちらこそが富士丸元祖に近付けた製麺スタイルだったりします。
付属トッピングはInスープで、ホロムチの軟らかいウデ肉のブタが大迫力のドデカサイズでドーンと1塊。
ブタカスタブラはスープ同様に湯煎で解凍。ヤサイにトッピングして温サラダスタイルで頂くか、別皿に移してつけ麺スタイルで頂くかはお好みで。
ライスにかけて背徳のアブラ丼という楽しみ方もありますが、とにかくパンチのある味付けで、肉カスもたっぷり入っており、申し分ない存在感です。
また嬉しい事に別パックで刻みニンニクも付いてきますが、冷凍した生ニンニク特有の臭いが強く発生しており、
商品自体の袋を開ける前からニンニク臭が漏れているので、すぐ食べずに冷凍保存しておく場合はビニール袋などで二重に密閉しておくと匂い移りを防げます。
またヤサイは富士丸系という事で、実店舗も当然味付きのクタヤサイになっています。
説明書きにある通り、熱湯にスープやアブラを少々加えて、モヤシとキャベツを15分ほど茹でれば富士丸系らしいクタヤサイを作れますが、
油分で洗い物が大変などあれば、熱湯1Lあたりに塩を大匙1/2杯程度加えて茹でるだけでも浸透圧が発生し、味付きクタヤサイを作る事は可能です。
ただ15分茹でると実店舗レベルのバリクタになるので、そこまでクタらせたくない場合は茹で時間を5分〜10分くらいに留めておくとよいです。
吉田マスター在りし日の富士丸イズムを受け継ぐような、20年くらい昔の古き良きマルジの面影が思い浮かぶオールドスタイルの一杯で、
正直、現在宅麺で製造販売している富士丸よりも、こちらのほうが個人的には富士丸なイメージでした。
10
2025年04月09日
スープは同店の「豚骨ラーメン」と同じくクリーミーでまろやかな豚骨ベースで、
「豚ラーメン」がちばからインスパイアだったのに対し、こちらは乳化具合にちばからっぽさを感じさせつつも、濃厚な豚骨感が軸となっています。
ただ臭みはなく、久留米系やムテ系のガラ濃度とも別物で、塩味のエッジが立ったトロトロの豚骨スープとなっています。
辣油は既に加えられた状態で、大半がスープとエマルジョンしています。
ピリッとしたそれなりの辛さですが、甘辛酸のバランス的には甘味酸味が抑え目な為、
辛味をやや強くする事でまろやかな乳化豚骨にキリッとしたアクセントを与えている、という印象です。
麺はワイド型の角刃太ウェーブ。本来はストレート麺かと思いますが、冷凍の影響か麺線が揃っておらずやや波打っています。
ムチコリ食感で歯切れも良く、麺肌の適度な凹凸がトロトロのスープをしっかりと絡め取ります。
博多や久留米の麺とも二郎インスパの麺とも別物なので、しっかり茹でて冷水でしっかりと〆ましょう。
付属トッピングは1cm厚に縦スライスされたブ厚い豚バラチャーシューが1枚。
味付けは淡めで軟らかく煮られていますが、スープに浸しておくとよりトロトロにとろけます。
ラーメンのスープにただ甘辛酸を加えてつけ麺アレンジしたようなタイプとは訳が違う、
個性的なバランス感のある一品で、スープ量がたっぷりなのも嬉しいところですね。
麺量は約250gもありますが、まだイケるという方はお代わり用に麺や米を用意しておくとよいです。
あと豚骨ラーメン同様にニンニクは勝ち確です。ネギ、玉葱もお好きな方はお好きなだけ用意しておきましょう。
青菜や海苔などの家系装備や、キクラゲ、白胡麻といった博多スタイルもお勧めです。
それから宅麺さんにですが、2025/4/8時点において、店名「sclabo」で検索しても、「つけ麺」や「豚骨」で絞り込んでも本商品にヒットしないので、商品ページが正しく紐付けされているか確認したほうがよいと思います。
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2025年04月02日
スープはクリアに澄んだ無化調淡麗醤油清湯。
出自のLab Q同様に比内地鶏と新得地鶏を中心とする複数の地鶏と国産のブランド豚をベースとしていますが、
鶏の深みと重なるようにしっかりとした豚の厚みがあり、鶏油は雑味なく豊潤な風味とコクを与えてくれています。
醤油返しは生揚げ醤油特有の黒い色味で深みある香り豊かな味わいですが、塩分濃度は約1.8%と濃淡の匙加減が秀抜で、麺を活かしつつスープ単体でも完飲出来る絶妙な塩加減となっています。
麺はスクエア型の角刃中細ストレート。
春よ恋特等粉などの高級な北海道産小麦粉を複数ブレンドした自家製麺で、滑らかできめ細かいシルキーな麺肌、
瑞々しい質感、しなやかなアシの長さ、ふんわりもっちりとした弾力性、そして噛むほどに広がる抜群の風味と甘味。
冷凍のため実店舗のQLTには及びませんが、それでもひと口啜れば一瞬でモノの違いを感じられると思います。
付属トッピングは地元青森産の自然豚を使ったチャーシューとメンマの2種。
チャーシューは炭火でレア状に焼かれたモチモチ軟らかいスモーキーなモモとロースのスライスが1枚ずつで、良質な素材自体の味を引き出したシンプルな味付け。
メンマは節が穏やかに香るやや太めのシャキシャキ食感。
メンマとチャーシューが重ねてパックされている為、チャーシューにメンマの味と香りが移ってしまっていたのが残念でした。
チャーシューとメンマはセパレートにして欲しかったかも。
半年前に実店舗で頂いて以来のオールウェイズでしたが、出自のLab Qや飯田、FeeLあたりにも引けを取らない、淡麗系では宅麺ラインナップ内でも最上位クラスに位置する超一級品だと思います。
ただあのオールウェイズの新発売という事で、当然抽選販売だと思って気を抜いていたらまさかの先着販売だったので、開始時間直前になって若干焦りました(汗
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2025年04月02日
スープは濁りのないあっさりとした醤油ベース。豚ウデ肉の出汁、濃口醤油ブレンドのカエシ、ラードというシンプルな構成で、
塩分濃度約2.2%と醤油のエッジを感じつつも旨味もガッツリと使われており、醤油の塩味に偏る事なく、塩味と旨味とラードのコクが濃い目の位置でバランスを取っています。
麺は角刃平打太ストレート。
つるりとした滑らかな麺肌と、モチモチシコシコとしたコシの強さが濃口スープと見事にマッチし、抵抗なくスルスルと入ります。
太さは切刃10番手くらいの麺幅となっており、明確な基準こそありませんが業界では一般的に「太麺」や「極太麺」に分類されるサイズで、
乾麺のウドンなどに使われている切刃番手と同程度の迫力あるスケール感となっています。
付属トッピングは千切りの細メンマがたっぷりで、チャーシューも豚ウデ肉のスライスが10枚とボリューム満点。
また実店舗では松戸産「あじさいねぎ」という太めの葉ネギを使用しており、スープに浸すとシャキトロの食感と特有の甘味がキレのあるスープに心地良いアクセントを生み出します。
ご家庭で近づけるのであれば、長ネギだと葉の部分が硬く辛いため、柔らかい青ネギ(博多万能や京都九条などの小ネギ)を用意するとよいです。
店頭の立て看板に【「とんがった醤油ラーメン」と「極太そば」の店】とある通り、スープも麺も独自の存在感を発揮していますが、個人的には旨味の使い方に懐かしき昭和の尖りを感じました笑
とにかく葉ネギが無いと何も始まらないラーメンなので、好きなだけ刻んで好きなだけトッピングして、自宅でもとんがった味を完成させましょう。
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2025年03月26日
まず調理に入る前の一番最初に注意すべき点として、実店舗同様にスープが大量なので、宅麺オリジナル丼などの小さい丼をお使いの場合は全て入りきらないため、
たっぷり入る大きめの丼を用意するか、若しくは小分け用も含めて丼を2つ用意しておいたほうがよいです。
画像で使っているものは満水容量約1,400ccの大丼ですが、それでも麺と付属トッピングを入れた状態でここまでなみなみとなります。
その上スープもかなり熱々なので、丼のサイズが合わないと、持ち上げたり運んだりするのが大変になると思います。
準備が整ったところでスープパックを開封すると、永福町の特徴である平子煮干と節の香りがフワっと立ち上ります。
そしてこちらもまた永福町の個性を示すオランダ産カメリアラードが熱々のスープを最後まで冷ます事なく蓋をする役割を果たし、
そのまろやかな口当たりと旨味、コク、風味が食欲をより一層掻き立ててくれます。
また永福町定番の千住ネギもスープに予め加えられています。
麺は自家製の角刃中細縮れ麺。
モチフワの軟らかい食感が特徴的ですが、草村商店の麺は軟らかいからこそ美味しく、このスープとマッチするので、指定時間を守ってしっかりと茹でましょう。
また麺の量も多い事でも有名で、本品も冷凍のため若干解れづらいかもしれませんが、いきなり箸を入れて解そうとすると麺がボロボロと短く切れてしまうので、
茹で始めてから最初の3分くらいは一切触れず、3分過ぎたあたりから茹で箸を軽く入れ、優しく解すようにすると麺が短く切れる事なく上手に茹で上げる事が出来ます。
鍋に付き添って箸でずっとつつき続けるのは麺茹でで一番やってはいけないNG行為で、麺が損傷・劣化しスープも濁るので絶対にやめましょう。
付属トッピングは黒豚ロースを使い表面を香ばしく焼かれた昔ながらの薄切りチャーシュー4枚と、スープで味付けされた滑らかソフトなメンマがたっぷり。
ちなみに生卵は実店舗でも定番のサイドメニューで、こちらにスープを少々入れ、つけ麺のようにして頂くと、熱々の麺が程良い温度となり、塩分濃度約2.1%とやや濃口の味もまろやかに変化します。
永福町大勝軒を頂く上で必須とも言える常連御用達のアイテムなので、初見の方も是非試してみて下さい。
2,041円という実店舗よりも2倍近く高い強気の値段設定には流石に痺れましたが、スープ、麺、メンマ、チャーシューの全てが大量のため、
家庭なら2杯に分ける事も可能ですので、1食で2人分として頂くのであればコスパは高いかなと思います。
ちなみに画像5枚目は一般的な大きさのラーメン丼(満水容量約1,000cc)にスープを半分だけ注いで盛り付けた例ですが、この通り半量でぴったり1人前くらい作れます。
また食べ残したスープを捨てるのが勿体ない、手を付けずに残したいという方は、パックがジップになっていますので、スープを冷蔵庫に一晩移して半解凍し、シャーベット状にして半量だけ丼に移し、
すぐ食べる分の丼のスープは丼ごとレンチンで温め、残りのスープはジップを閉めて再冷凍すれば、食べ残す事や汚す事もなくフレッシュな状態で半分だけとっておく事が可能です。
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2025年03月26日
スープは生姜とニンニクの香る背脂豚骨醤油。
非乳化というより清湯という表現が当てはまるようなクリア豚骨醤油で、塩分濃度約2.3%、Brix値約10.6%と一般的には濃口ながら、
二郎インスパ系として考えると塩味甘味は低めの部類で、醤油はキレよりもたまり醤油(老抽王かな?)のコクとまろみを活かした、深みのあるうまじょっぱいブラックタイプです。
麺はワイド型の角刃中太ストレート。
スープに同調する甘味旨味の詰まった味わいとツルツルの滑らかな麺肌で、ワシゴワ感のないモチポクの弾力からは、二郎インスパ系よりも二郎直系を感じさせるイメージ。
麺量は200g弱と二郎インスパ系で考えるとやや少な目なので、沢山食べたい方には多少物足りないかもしれませんが、
ガッツリ系の初心者さんや普通の胃キャパの方にはお腹一杯に満たされる大盛りのボリューム感を充分に味わえると思います。
付属トッピングはInスープで、豚背脂粒と約1.5cm厚の豚バラロールスライスが1枚。
背脂はブリブリの大粒、ブタは穏やかな味付けで、脂身は軟らかく赤身はしっかりとした噛み応え。
本品は実在する有名店のラーメンではなく、ドズル社の味のリクエストを元に中華そばしば田が監修した宅麺CK製の企画商品で、ドズル社とのコラボグッズ(箸置き)も付いてきます。
フォーマットとしては一応二郎インスパ系及びガッツリ系を模していますが、味的にはあくまでも「しば田的な解釈の二郎インスパイア」で、
一般的な二郎インスパとは一線を画す、ボリューミーな非乳化背脂豚骨醤油ラーメンといったスタイルです。
まぁハッキリ言ってしまうと俗に言う二郎インスパっぽさは殆ど感じられなかったので、二郎インスパというカテゴリーで考えず、
ヤサイとニンニクを抜いてオーソドックスなトッピングでも頂いてみましたが(画像5枚目)、
ぶっちゃけこちらのほうが低温で炊いた豚骨感、しば田的な醤油感というものを落ち着いて味わえた気がします。
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2025年03月26日
スープはその名の通り燕背脂系と富山ブラックのオマージュを組み合わせた焔オリジナルとなっています。
燕系らしく煮干の効いた豚背脂の浮かぶスープに、富山ブラックらしくたまり醤油を使った深い黒みのあるカエシでうまじょっぱく仕上げられています。
塩分濃度は約2.2%と濃口ではあるものの、大喜ほどの強い塩辛さはなく、背脂の甘味もあるため、比較的食べやすいようなチューニングとなっています。
丼に注ぐ前にパックをしっかりと振って乳化を促すとまろやかにまとまるので、直前シェイクを忘れずに。
麺は自家製の手打ち平打縮れ太麺。
麺肌は滑らかながら適度なコシもあるワシポクの食感で、スープをしっかりと吸い上げ味が乗り、色合いも黒く変化してゆきます。
焔はやはり手打ち麺の美味しさに心を奪われますね。
付属トッピングはI豚バラロールチャーシューが2枚で、Inスープの為こちらも真っ黒に染まっています。
焔は麺の美味しさも然ることながら、スープも太っ腹で大量に入れて下さるのも嬉しいところですね。
またブラックとして再現度を高めるのであれば、やや厚めの長ネギスライスをトッピングして、ブラックペッパーもバッサバッサと振りかけましょう。
またニンニクと生姜はスープに加えられているので追加は任意ですが、刻み玉葱だけは必須というか玉葱無くしては語れない必要不可欠なトッピングで、味を整える上で絶対に欠かせないため、何があっても必ず用意したほうがよいです。
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2025年03月19日
スープは泡々のクリーミーな塩鶏白湯。熟成感のあるまろみと旨味に加え、ペースト状にした鶏ガラと鶏肉によるザラつきもあり、
カエシは塩味にキリッとエッジが立ち、すっきりとした味わいで後味は醤油よりも軽やか。
モミジによるコラーゲンもしっかりと溶け出し、臭みはないものの鶏特有の風味が濃厚に詰まっています。
麺は北海道産小麦粉をブレンドした自家製の角刃平打中太ストレート。
ツルツル滑らかでハリのある麺肌に、歯切れのよいモチプリの弾力、ナチュラルな優しい甘味がスープとの一体感を持たせています。
付属トッピングはInスープの豚肩肩ローススライスが2枚。実店舗と異なる煮豚タイプで、適度な弾力と味付け。
なお以前付いていたメンマは無くなっており、麺量も減った為、全体的なボリュームダウン感は否めません。
トロトロの泡々で口当たりまろやかな濃厚鶏白湯ですが、見た目よりも脂分は控え目で、飲み口がよく、最後までスルスルと頂けます。
再現度を高める上でも、スープは丼に注ぐ前に入念に振って、しっかり泡立ててから開封しましょう。
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2025年03月19日
スープは泡々のクリーミーな醤油鶏白湯。熟成感のあるまろみと旨味に加え、ペースト状にした鶏ガラと鶏肉によるザラつきもあり、
醤油は角がなく、キレよりも力強いコクと豊かな香りを感じさせます。
モミジによるコラーゲンもしっかりと溶け出し、臭みはないものの鶏特有の風味が濃厚に詰まっています。
麺は北海道産小麦粉をブレンドした自家製の角刃平打中太ストレート。
ツルツル滑らかでハリのある麺肌に、歯切れのよいモチプリの弾力、ナチュラルな優しい甘味がスープとの一体感を持たせています。
付属トッピングはInスープの豚肩肩ローススライスが2枚。実店舗と異なる煮豚タイプで、適度な弾力と味付け。
なお以前付いていたメンマは無くなっており、麺量も減った為、全体的なボリュームダウン感は否めません。
トロトロの泡々で口当たりまろやかな濃厚鶏白湯ですが、醤油ダレにもこだわりをみせる、芳醇な醤油の風味を味わえるラーメンとなっています。
再現度を高める上でも、スープは丼に注ぐ前に入念に振って、しっかり泡立ててから開封しましょう。
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2025年03月19日
スープは鶏ガラと豚挽肉による動物ベースの味噌白湯。
白味噌を中心とした合わせ味噌ダレのまろやかなあまうま味で、塩分濃度約2.0%、Brix値約33.2%という数値からも分かる通り、塩味も主張しつつ甘味がかなり強めに効かされています。
また豚挽肉の旨味とすりおろされた白胡麻、生姜、ニンニクの風味、それらの粒々感と繊維質によるドロザラな舌触りも特徴として表れています。
麺は多加水の角刃平打太麺。
ツルツルとした麺肌とモチプリの強いコシがあり、手揉みによる適度な縮れがスープとしっかり絡みます。
茹で加減はお好みですが、強いコシを引き出すには指定時間通り最低5分は茹でたほうがよいです。
中華麺はしっかり茹でないとグルテンの変性が進まず、硬いだけでコシのない食感となってしまうので注意です。
付属トッピングは大判豚バラロールスライスチャーシューが1枚。
程よい味染みと弾力で、熱々のスープに沈めておくとトロフワに軟らかくなります。
ガラ濃度は高めで、ラードもそれなりに使われており、確かに濃厚は濃厚なのですが、生姜の爽やかな香りも効いている為、後味は比較的軽やかな印象です。
どちらかというと昔ながらの味噌ラーメン的な安心感も与えてくれる、老若男女問わず愛されるようなあまうまの優しい味わいで、
バターはコクと風味が1段階アップする相性抜群のトッピングとなっています。ネギとモヤシも欠かせないところですね。
コーンや野菜、粉チーズなどもたっぷり乗せて、親子で楽しく頂くのもよいと思います。
またスープが甘口なので、辛いのがお好きな方は豆板醤や辣油を加えたり、山椒類や胡椒類、一味七味といった唐辛子類をガンガン振るのも最高だと思います。
〆のライス投入も絶品なので、お腹に余裕のある方は米も用意してスープは残しておきましょう。
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2025年02月19日
スープは二郎インスパのトムヤムアレンジで、豚星の非乳化豚スープにトムヤムペーストを合わせ、
タイハーブのフルーティな香りにキリッとした鋭い辛味、濃口醤油の塩味と豚背脂の甘味、フレッシュレモンの爽やかな酸味を乗せた、異国情緒溢れるアジアンな味わいとなっています。
普通のトムヤムスープと明確に違う点は、ナンプラーではなく濃口醤油の塩味が強い部分で、
そこは二郎インスパらしくトムヤムのフレーバーよりもカネシ緑ラベルの主張が勝っており、
塩分濃度も約3.4%と海水級で、一般的なトムヤムラーメンでは有り得ない塩辛さとなっています。
というかヤサイ無しでは食べられないレベルの超高塩分なので最低でもモヤシ1袋くらいは必要となりますが、
逆にヤサイマシマシがお好きな方は大量のヤサイをサラダ感覚でモリモリと頂く事が出来ます。
トムヤムラーメンの元祖であるティーヌンは完全にタイ料理仕様ですが、こちらはあくまでも二郎インスパをベースとしてあるのが面白い所ですね。
ちなみにテイストは海老ではなく豚なので、正確にはトムヤムクン風ではなくトムヤムムー風です。
麺は自家製の中加水角刃平打極太ウェーブ。
オーション使用のモチグチ食感で、しっかり茹でたほうが再現度が高くなります。
バミーやセンヤイではなくオーションブレンドの二郎系極太麺とトムヤム風スープの組み合わせというのも二郎系アレンジ特有の面白味だと思います。
付属トッピングはInスープで、ホロリと軟らかい極厚のブタバラロールが2個。
くし切りにされた生レモンもそのまま入っています。
二郎のトムヤムラーメンといったら二郎ひたちなか店や川越店、インスパだとゼンゼンやMEN YARD FIGHTなど限定で出されているお店も幾つかありますが、
同じトムヤムアレンジでもお店によってそれぞれの個性が出ていて中々面白かったりします。
また塩味が非常に強いため、つけ麺としても何の違和感もなく頂けるので、つけ麺がお好きな方には普通にお勧め出来ます。
スープ量も半分で済むので、1品で2食分と考えると高コスパです。尚、つけ麺にする場合、麺は少し長めに9分くらい茹でるとよいです。
私の場合はもう少しハーブ感を足して醤油感を引いてみたかったので、カー、バイマックルー、レモングラス、
プリックチーファー、ココナッツミルクも追加し、トムカームー風にアレンジしたつけ麺も作ってみました。
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2025年02月19日
一切の火入れをせずじっくりと出汁を抽出した伊吹の水出しは「淡麗」が宅麺でも販売されていますが、「淡麗」が煮干+水という核酸を中心とした旨味の構成なのに対し、
こちらの「豊潤」は煮干+昆布+椎茸という、核酸とアミノ酸の掛け合わせによる旨味の相乗効果を引き出した構成となっています。
ちなみに使われている昆布は蔵で寝かせ熟成させた「蔵囲昆布」と呼ばれる天然物の利尻昆布で、
熟成により旨味が増し、また臭みや雑味などのクセが抜け、非常に上品な出汁が取れる高級食材として知られています。
特に2年物3年物の等級の高いものになると、その分単価も高くなり、京都の割烹や料亭に卸されるような貴重品としても扱われています。
こちらもまず麺を入れる前に素の状態のスープを一口味わってみて下さい。苦味雑味臭みエグみといった類は一切なく、
水出しで時間をかけて抽出された蔵囲昆布の奥深い旨味、オリーブいりこの洗練された風味、まろやかな甘味がグッと押し寄せ、
心地良い余韻に浸っている内にも脳が次の一口を早く欲するよう指令を出してきます。
淡麗は塩分濃度約1.9%、Brix値約4.2%なのに対し、
豊潤は塩分濃度約1.9%、Brix値約4.5%と、両者の塩味甘味には成分上の違いは殆どありませんが、
淡麗のほうは昆布の成分がない分やや塩味の感度が上がり、その対比効果でオリーブいりこの甘みもより際立って感じられ、
一方豊潤のほうは口当たりがまろやかで、煮干だけでは得られない旨味の層を感じられます。
これは旨味の組み立てが異なるという話なので、どちらが上というのはなく、完全に食べ手側の味の好みになると思います。
麺は三河屋製麺のスクエア型低加水角刃細ストレート。
淡麗の麺と同じ切刃番手のポキパツな歯切れの良さが特徴的で、やや硬めに茹であげることでスープを吸い上げ、丼内の一体感と食感の変化も楽しむことが出来ます。
またこちらも淡麗と同じかけラーメンスタイルなので、付属トッピングはありません。
余計な追加トッピングも調味料も使わず、スープと麺だけを純粋にお楽しみ下さい。
とにかくスープに限っては煮干ラーメンの枠内では究極クラスの旨味のグレードで、むしろ麺の存在が浮いて感じられてしまうほどスープ単体としての完成度が非常に高いのですが、
逆に麺と組み合わせたラーメンの味として考えると、個人的には淡麗のほうが自分の好みに合っているかもしれません。
ここまでくるとラーメンなのに麺の必要性について考えさせられてしまいますね。
ぶっちゃけカエシも抜いて吸い物として純粋に出汁だけを楽しんでみたいです(笑)
なおスープは温度が高過ぎると風味が飛んでしまう為、くれぐれも高温かつ長時間の湯煎は避けるようご注意下さい。
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2025年02月12日
スープは乳化の進んだパンチある濃厚な豚骨醤油で、ガラ骨粉によるザラつきと仄かな獣臭もあり、家系らしい雑味がしっかりと出ています。
スープ量は多く、塩分濃度約2.7%、Brix値約17.1%と家系の中でもかなり濃口な部類で、醤油のキレも然ることながらガラ濃度も高く、
トンボと背ガラとバラで豚肉自体の旨味もしっかりと出ており、多めの鶏油と鶏ガラのコラーゲンで口当たりはねっとりとしています。
またほぐし豚もたっぷりと沈んでいるので、麺によく絡み、スープをごっそりと拾い上げてくれます。
麺は逆切り角刃平打中太緩ウェーブ。
酒井によく似た家系麺で、酒井より若干細めながら味わいや食感は酒井っぼく、ムッチリとしたコシを活かす柔めの茹で加減が良く合う直系タイプです。
付属トッピングは板海苔3枚とチャーシュー2枚で、スープでトロトロに煮たバラロールスライスと、こちらも直系タイプのスモーキーに吊るし焼きされたモチモチのモモスライスが1枚ずつ。
本牧家→桂家→志田家→大輝家→裏大輝家という家系御三家を祖とした系譜ですが、味の方は系譜と異なる個性がしっかりと表現されており、
米行く前提のガツンと濃めのアグレッシブな味わいなので、亜流系や資本系のクリーミーなスープに慣れた初心者さんだとやや順応が難しいかもしれませんが、
米を沢山食べたい方や尖った味を求める方、多少の塩味甘味旨味だと物足りないという方ならツボにはまると思います。
14
2025年02月12日
スープは乳化タイプの濃厚豚骨醤油。ややドロっともったりした粘度があり、豚骨の臭みもなく、鶏ガラのコラーゲンで口当たりはねっとりとしています。
また塩分濃度は約2.7%と高く、甘味旨味もしっかり効いているものの、バランス的にはキリッとした塩味がやや勝っています。
麺は中加水の角刃平打中太ストレート。博多や久留米の麺とは明確に違い、コリプリ弾力の歯切れ良い食感なので、
変に硬めにせず指定時間通りしっかり茹でたほうが、麺の持ち味であるコシの強さを充分に引き出す事が出来ます。
付属トッピングはInスープで、2cm厚の分厚いバラチャーシュースライスが1枚。
ホロホロに軟らかく煮込まれた万人に好まれるタイプで、食べ応えも申し分ありません。
豚骨といっても博多や久留米のようなタイプとは違い、出自のちばから系を感じさせるような味わいで、
味もそのまま飲むには塩辛さが立っているため、ネギやキクラゲ以外にも青菜であったり、またF系のように茹でキャベツを乗せて頂くのも合うと思います。
ちなみにニンニク、胡椒、唐辛子は勝ち確なので、お好きな方は必須で用意しといたほうがよいです。
13
2025年02月12日
スープは燕背脂系(燕三条系)で、濃口醤油がキリっと効いた豚煮干スープの上に細かい豚背脂を浮かべた燕系の基本スタイルとなっており、味わいは煮干よりも豚がベースの構成です。
煮干ガツン、背脂ガツンというタイプではなく、背脂は穏やかな量に調節されており、煮干は背脂でコーティングされているというよりは
煮干自体が風味のみを効かせた上品な使い方で、臭み、苦味、エグみなどはなく、旨味とコクはしっかりと抽出されています。
塩分濃度は約2.1%と燕系らしく塩味が立っていますが、酸味も強めに効いているため、後味はすっきりとしています。
麺は自家製の多加水角刃平打縮れ太麺。
深掘り状の手揉み麺で、ツルツルとした滑らかな麺肌で喉越しも良く、もっちりブリブリのグラマラスな弾力も兼ね備えた官能的な味わいです。
ジャンプといい、高山さんの麺はやはり抜群に美味しいですね。
付属トッピングはInスープで、醤油と酸味が程良く効いたミディアム食感の太メンマと、
やや厚めにスライスされた豚肩ロースチャーシューが2枚。しっとりとした食感で、若干塩味強めな味付け。
なお麺は切れやすいタイプですが、上手に茹でるコツとしては、冷凍状態のまま熱湯に投入したら1分過ぎるまでは一切触れず、麺が何本か浮いてきたら初めて茹で箸を入れて優しく解しましょう。
茹で始めてからすぐに解そうとしたり、茹でている間に何度も麺にちょっかいを出すとボロボロに短く切れてしまうので注意です。
茹で時間は3分となっていますが、超多加水麺のため多少時間が過ぎても問題はありませんので、焦って強引に解すのだけはやめたほうがよいです。
10
2025年02月05日
スープは大量の豚肉、背脂、香味野菜などを長時間炊き上げた、口当たりの良いマイルドな乳化タイプ。
カネシ緑ラベルによる醤油返しのキレもあり、あまうまながら一本筋の通ったバランスの良さが特徴的です。
麺は自家製の角刃平打太縮れ麺。
オーションの特性を活かしたグルテンの強さによるモチムチの弾力とツルツル滑らかな麺肌で、
インスパ系にありがちなワシゴワ感はなく、また出自のジャンガレとも異なる独自色が感じられます。
量は約200g弱なので、沢山食べたい方には多少物足りないかもしれません。
付属トッピングはInスープで、大判の豚バラロールが1 枚。
約2cm幅の厚みある重量級で、味染みは程良く、比較的しっかりとした噛み応えを残しています。
暴力性のない幅広く好まれるタイプだと思いますが、ベースはジャンガレスタイルなので、乳化インスパ系がお好きな方なら特に口に合うと思います。
個人的にはモッコリ豚(閉店)に週一で通っていた時期もあり、この系統も好みではありますが、
ただやはりジャンガレ系にはラーメンよりもまぜそばのほうを期待してしまいますね。
11
2025年02月05日
スープは純鶏そばのようなポタ感のあるクリーミーな鶏白湯と違い、大量の胴ガラとモミジをじっくりと煮詰めたガラ濃度の濃いタイプ。
純鶏そばは乳化が進んでいる分油分が多くオイリーでコッテリしており、また塩分濃度が高く塩味のキレもありますが、
こちらは油分と塩分がさほど多くない反面深いコクと鶏自体の厚みがあり、重さはなく、モミジのコラーゲンによるまとわりつくような口当たりで、Brix値が高く濃厚な旨味があります。
麺は自家製の角刃中太ストレート。プリコリのやや硬めな食感ですが、長めに茹でるとモチムチの心地良いコシが生まれます。
また純鶏そばはワイド型なのに対しこちらはスクエア型で、スープに合わせて切刃も変えられています。
付属トッピングは低温調理のしっとり鶏むねチャーシュー2枚、穂先メンマ2本、柚子ピールの3種が1パックにまとめられており、
フライドオニオンと鶏油は別パックで、フライドオニオン以外は純鶏そばと同じ構成のセットになっています。
1杯に4羽分の鶏ガラを使用といっても鶏4羽で1杯分のスープしか取っていないという意味ではありませんが、
「龍介つけ蕎麦の濃厚スープをラーメンにまで昇華させ、つけ麺が苦手な方でも龍介のつけ蕎麦をラーメンにすれば食べられるといったアイデアから生まれた」という通り、
スープ自体はまさに龍介つけ蕎麦の味をそのままラーメンに変換したようなスタイルで、
旨味とコラーゲンが凝縮した高濃度な一杯となっています。
ただ濃厚といっても鶏ポタではないので、天一のようなコテコテのドロ系を想像しているとイメージがズレると思います。
11
2025年01月22日
スープは濃厚豚骨塩白湯で、つぶつぶ背脂たっぷりのオイリーなドロドロタイプ。
ただ粘度はムテ系のような豚骨濃度によるものではなく、ゼラチン質と脂質が中心となっています。
また節や煮干などの魚介は使われておらず、豚オンリーの濃口で、塩味に加え化調の強い旨味がしっかりと効いています。
丸長や大勝軒のような砂糖や酢を効かせた味付けではないので、甘味酸味のあるつけ麺が苦味な方でも安心して頂けると思いますが、逆に酸味が欲しい方はお酢か柑橘を用意しておきましょう。
麺は自社製のワイド型角刃中太ストレート。
加水率やや高めのモチグチな弾力でコシもあり、
麺表面の微細な凹凸が重めのスープもしっかりと持ち上げます。
付属トッピングはInスープで、メンマ数本とバラチャーシューが1枚。
メンマは醤油味のほうは細切りタイプでしたが、こちらは幅のある一般的なサイズとなっており、味によって使い分けているようです。
チャーシューはトロフワに軟らかく、これだけで麺が頂けるくらいの濃い目の味付け。
トッピングを追加するならネギや生キャベツ、青菜あたりが定番で、唐辛子や黒胡椒でピリッと辛味を加えるのもよく合います。
こうじグループ系ですが大勝軒の味とは別物で、トンギョとも異なり、背脂チャッチャ系ともまた違いますが、豚の臭みもなく、背脂の甘味旨味を思う存分楽しめる一杯となっています。
13
2025年01月22日
スープは濃厚豚骨醤油白湯で、つぶつぶ背脂たっぷりのオイリーなドロドロタイプ。
ただ粘度はムテ系のような豚骨濃度によるものではなく、ゼラチン質と脂質が中心となっています。
また節や煮干などの魚介は使われておらず、豚オンリーの旨味たっぷりな濃口で、醤油もしっかりと主張しています。
丸長や大勝軒のような砂糖や酢を効かせた味付けではないので、甘味酸味のあるつけ麺が苦味な方でも安心して頂けると思いますが、逆に酸味が欲しい方はお酢か柑橘を用意しておきましょう。
麺は自社製のワイド型角刃中太ストレート。
加水率やや高めのモチグチな弾力でコシもあり、
麺表面の微細な凹凸が重めのスープもしっかりと持ち上げます。
付属トッピングはInスープで、メンマ数本とバラチャーシューが1枚。
メンマは塩味のほうは幅のある一般的なサイズでしたが、こちらは細切りタイプとなっており、味によって使い分けているようです。
チャーシューはトロフワに軟らかく、これだけで麺が頂けるくらいの濃い目の味付け。
トッピングを追加するなら、ネギや生キャベツ、青菜あたりが定番で、唐辛子や黒胡椒でピリッと辛味を加えるのもよく合います。
私の場合は背脂醤油つけ麺には焦がしネギを浮かべるのが好きです。恩師の元一秀店主平山さんから平太周@板橋本町時代に教わった、相性抜群のトッピングです。
こうじグループ系ですが大勝軒の味とは別物で、トンギョとも異なり、背脂チャッチャ系ともまた違いますが、豚の臭みもなく、背脂の甘味旨味を思う存分楽しめる一杯となっています。
13
2025年01月22日
スープは動物ベースのあまうま味噌白湯。
白味噌を中心とした合わせ味噌で、塩分濃度は約2.5%と高めですが、塩味よりも米麹と根菜の優しい甘味が強めに主張しています。
ニンニクの香りも良く、多めのラードと背脂がスープを熱々の状態に保ってくれており、札幌風のテイストも所々に感じられます。
湯煎完了直後はパック内で油分が分離しているので、よく振ってから丼に注ぎましょう。
麺はスクエア型の角刃太縮れ麺。加水率はやや高めの、ツルツルとした麺肌にプリモチの食感。
短尺な部分も含めて、こちらも札幌味噌の特長も組み込んだようなイメージ。
付属トッピングは豚バラブロックが1つで、実測(個体差あり)長さ約12cm、幅約5cm、厚さ約3cm、重量約140gもある大迫力のジャンボサイズ。
実店舗では焼いてから提供されている通り、こちらは表面を焼かないと本来の味になりません。
焼く前の状態はややパサついた大きいだけの普通の煮豚ですが、焼く事によって脂が溶け出し、外はカリッと香ばしく、中はふっくらジューシーな全く別の食べ物へと劇的に進化します。
また焼いて表面の油分を飛ばす事でスープを吸収しやすくなり、スープに沈めておくと味が染みてしっとり軟らかくなります。
焼くと焼かないとでは歴然とした味の違いが生まれますので、焼かないで食べるのは損です。
一応二郎インスパのジャンルに入っているようですが、二郎インスパ系というよりもガッツリ系の野菜たっぷり濃厚こってり味噌ラーメンという印象で、個人的には味噌一あたりが思い浮かびました。
唐辛子や辛味噌で辛くしたり、ニンニクや生姜でパンチを加えたり、バターやチーズでコクを出したり、カレー粉でスパイシーに仕上げたり、
ネギ、メンマ、胡麻、コーン、卵、キムチなどを乗せたり、自分好みのトッピングを色々追加するのも楽しめるタイプだと思います。
17
2025年01月15日
スープは軍鶏と合鴨に煮干や昆布などの乾物を合わせた深い色合いの無化調醤油清湯。
出汁自体は鴨が目立っている訳ではなく、様々な風味に一体感を持たせるよう割合が計算されていますが、
香味油からは鴨が明確に漂い、塩分濃度は約1.5%とやや低めながら、出汁のふくよかな旨味と醤油の深いコクのある、滋味深い穏やかな味わいとなっています。
何より後味が素晴らしく、カエシに使われている二枚貝のコハク酸による仄かな苦味と酸味が味に奥行きを与えており、風味の余韻が長く続きます。
麺はもち姫(もち米に似た粘性の高いもち性小麦)、さぬきの夢(讃岐うどん用に開発された中力粉)、セモリナ粉(粗挽粉)の3種の麺帯で圧延された、食感に特徴のある幅広の自家製三層麺で、
中央部はパスタのようなしっかりとした噛み応え、外部はさぬきの夢のコシの強い弾力感、もち姫のツルツル滑らかで官能的な舌触り及びモチフワのクッション性が噛むごとに楽しめます。
茹でる際には、麺同士がくっつかないよう対流で自由に泳げるくらいの大きな鍋(中華鍋など)に最低でも2L以上の熱湯を沸かし、
指定の茹で時間を守り、茹でている間は茹で箸やトングなどで余計な世話を焼かず、麺を傷付けないよう優しく扱ってあげて下さい。
広い空間でのびのび育てないとストレスを与えて成長の妨げになるのは人間も麺も一緒なのです(笑)
付属トッピングの鴨は脂身の甘みと赤身の濃厚な旨味が詰まっており、しっとり軟らかく、舌の上でトロっととろける極上の一品。
豚バラチャーシューも赤身まで軟らかく、優しい味付け。
メンマも淡めの味付けでゴリシャキ食感、長ネギの輪切りは予めスープに入っており、香り付けとして機能しています。
トッピングの湯煎解凍は厳禁、特に鴨はラーメンにトッピングしてもスープの熱により食感と味が変わってしまうので、ベストの状態で頂くなら別皿添えが好ましいです。
冷凍のため実店舗の味との多少の差こそ感じますが、スープの優れた余韻の持続性により、食後も暫くはしみじみ美味しかったと感じさせられる珠玉の一杯となっています。
トッピングのパッケージ作業も丁寧で、鴨福がECで買えるというだけでも非常に有り難い事だと思います。
12
スープは濁りのないアッサリとした非乳化豚骨醤油がベースで、そこに大量の液状背脂と固形背脂と辣油がコッテリと浮かべられています。
塩分濃度は約2.5%と高い上、糖分と旨調も多く、油分も液状油だけで約120cc近くあるので、ガラ濃度の割にインパクトは強烈です。
麺はスクエア型の角刃太縮れタイプ。
噛み応え満点の太さとブリブリモチモチな弾力で、アブラギッシュなスープに負けておらず、そのアブラ達をごっそりと持ち上げてきます。
付属トッピングはInスープで、豚挽肉とざく切り玉葱がたっぷりと沈んでいますが、この玉葱の甘味と食感が非常に良い仕事をしています。
花椒は市販の小袋が2p付いてきますが、香りも痺れも弱く、また辣油の辛味も控え目なので、強い刺激を求める方は花椒も唐辛子も追加分を用意しておいたほうがよいです。
また説明書きにもある通り、ごっつの亀戸式タンタンメンはモヤシとニラを入れることで初めて完成するので、茹でモヤシと刻み生ニラは必ず乗せましょう。
特に挽肉と玉葱はモヤシとニラの為にあるような具材で、塩味も油も醤油や味噌同様にモヤシ有りきの前提で多くされているので、
この2つを追加しないと塩辛さと油っぽさばかりが突出した、バランスの悪い未完成品となってしまいます。
亀戸式タンタンメンには厳格な定義といったものはなく、お店によって独自のスタイルで提供されているそうですが、どのお店でも刻んだ生ニラはマストでトッピングされているようです。
ごっつの亀戸タンタンはごっつらしくショッパーで超オイリーですが、食べている内に麺の小麦と挽肉と野菜と油分が溶け合い、味わいが次第にまろやかになっていくのも特徴的です。
ただニラは画像ほど乗せなくても大丈夫なので、自分好みの量だけ刻んでトッピングしましょう。(多く乗せりゃいいってものでもないです。クサいので)