2025年03月26日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。
2025年03月26日
9
スープは生姜とニンニクの香る背脂豚骨醤油。
非乳化というより清湯という表現が当てはまるようなクリア豚骨醤油で、塩分濃度約2.3%、Brix値約10.6%と一般的には濃口ながら、
二郎インスパ系として考えると塩味甘味は低めの部類で、醤油はキレよりもたまり醤油(老抽王かな?)のコクとまろみを活かした、深みのあるうまじょっぱいブラックタイプです。
麺はワイド型の角刃中太ストレート。
スープに同調する甘味旨味の詰まった味わいとツルツルの滑らかな麺肌で、ワシゴワ感のないモチポクの弾力からは、二郎インスパ系よりも二郎直系を感じさせるイメージ。
麺量は200g弱と二郎インスパ系で考えるとやや少な目なので、沢山食べたい方には多少物足りないかもしれませんが、
ガッツリ系の初心者さんや普通の胃キャパの方にはお腹一杯に満たされる大盛りのボリューム感を充分に味わえると思います。
付属トッピングはInスープで、豚背脂粒と約1.5cm厚の豚バラロールスライスが1枚。
背脂はブリブリの大粒、ブタは穏やかな味付けで、脂身は軟らかく赤身はしっかりとした噛み応え。
本品は実在する有名店のラーメンではなく、ドズル社の味のリクエストを元に中華そばしば田が監修した宅麺CK製の企画商品で、ドズル社とのコラボグッズ(箸置き)も付いてきます。
フォーマットとしては一応二郎インスパ系及びガッツリ系を模していますが、味的にはあくまでも「しば田的な解釈の二郎インスパイア」で、
一般的な二郎インスパとは一線を画す、ボリューミーな非乳化背脂豚骨醤油ラーメンといったスタイルです。
まぁハッキリ言ってしまうと俗に言う二郎インスパっぽさは殆ど感じられなかったので、二郎インスパというカテゴリーで考えず、
ヤサイとニンニクを抜いてオーソドックスなトッピングでも頂いてみましたが(画像5枚目)、
ぶっちゃけこちらのほうが低温で炊いた豚骨感、しば田的な醤油感というものを落ち着いて味わえた気がします。