元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2025年03月26日

まず調理に入る前の一番最初に注意すべき点として、実店舗同様にスープが大量なので、宅麺オリジナル丼などの小さい丼をお使いの場合は全て入りきらないため、
たっぷり入る大きめの丼を用意するか、若しくは小分け用も含めて丼を2つ用意しておいたほうがよいです。
画像で使っているものは満水容量約1,400ccの大丼ですが、それでも麺と付属トッピングを入れた状態でここまでなみなみとなります。
その上スープもかなり熱々なので、丼のサイズが合わないと、持ち上げたり運んだりするのが大変になると思います。
 
準備が整ったところでスープパックを開封すると、永福町の特徴である平子煮干と節の香りがフワっと立ち上ります。
そしてこちらもまた永福町の個性を示すオランダ産カメリアラードが熱々のスープを最後まで冷ます事なく蓋をする役割を果たし、
そのまろやかな口当たりと旨味、コク、風味が食欲をより一層掻き立ててくれます。
また永福町定番の千住ネギもスープに予め加えられています。
 
麺は自家製の角刃中細縮れ麺。
モチフワの軟らかい食感が特徴的ですが、草村商店の麺は軟らかいからこそ美味しく、このスープとマッチするので、指定時間を守ってしっかりと茹でましょう。
また麺の量も多い事でも有名で、本品も冷凍のため若干解れづらいかもしれませんが、いきなり箸を入れて解そうとすると麺がボロボロと短く切れてしまうので、
茹で始めてから最初の3分くらいは一切触れず、3分過ぎたあたりから茹で箸を軽く入れ、優しく解すようにすると麺が短く切れる事なく上手に茹で上げる事が出来ます。
鍋に付き添って箸でずっとつつき続けるのは麺茹でで一番やってはいけないNG行為で、麺が損傷・劣化しスープも濁るので絶対にやめましょう。
 
付属トッピングは黒豚ロースを使い表面を香ばしく焼かれた昔ながらの薄切りチャーシュー4枚と、スープで味付けされた滑らかソフトなメンマがたっぷり。
ちなみに生卵は実店舗でも定番のサイドメニューで、こちらにスープを少々入れ、つけ麺のようにして頂くと、熱々の麺が程良い温度となり、塩分濃度約2.1%とやや濃口の味もまろやかに変化します。
永福町大勝軒を頂く上で必須とも言える常連御用達のアイテムなので、初見の方も是非試してみて下さい。
 
 
2,041円という実店舗よりも2倍近く高い強気の値段設定には流石に痺れましたが、スープ、麺、メンマ、チャーシューの全てが大量のため、
家庭なら2杯に分ける事も可能ですので、1食で2人分として頂くのであればコスパは高いかなと思います。
 
ちなみに画像5枚目は一般的な大きさのラーメン丼(満水容量約1,000cc)にスープを半分だけ注いで盛り付けた例ですが、この通り半量でぴったり1人前くらい作れます。
 
また食べ残したスープを捨てるのが勿体ない、手を付けずに残したいという方は、パックがジップになっていますので、スープを冷蔵庫に一晩移して半解凍し、シャーベット状にして半量だけ丼に移し、
すぐ食べる分の丼のスープは丼ごとレンチンで温め、残りのスープはジップを閉めて再冷凍すれば、食べ残す事や汚す事もなくフレッシュな状態で半分だけとっておく事が可能です。

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