「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全585件のレビュー中 51-75件目


2024年08月28日

スープは麺や維新のように魚介類を使わず鶏ガラのみで出汁をとっており、
そこにチャーシューの漬けダレをカエシに用いて豚の旨味も乗せています。
塩分濃度は約1.8%と塩味は中庸で、適度な酸味もあり、ビシッとキレた醤油、
生姜の風味、プリプリで大粒な豚背脂の甘味旨味が味の中心を担っています。
 
麺は自家製の多加水角刃平打中太手もみ縮れ麺。
表面は滑らかで、ツルモチの弾力とふんわりとした柔らかみ、穏やかな甘みがエッジの立ったスープと調和しています。
 
トッピングは生姜の香る鶏ワンタンが6個。
鶏挽肉のトロっと軟らかでジューシーな餡が、しなやかでツルリと滑らかな皮で包まれています。
ちなみにボイル前の6個合計で約100gもあるので、麺と合わせると結構なボリュームになります。
 
ラーメン自体は所謂ネオクラシック系と呼ばれる、昔ながらの中華そばの発展型みたいなタイプです。
なおワンタンの皮はグルテンが強く粘りがあり、冷蔵や流水で解凍すると他の皮とくっついてしまう可能性があるので、
麺と同じように冷凍状態のまま熱湯で茹でると良いです。

13

2024年08月15日

スープは山水地鶏などの圧倒的な鶏の厚み、本枯節などの魚介の旨味、
そして香味鶏油の香りが複雑に入り組みつつもまとまりを見せる、圧倒的に奥の深い無化調淡麗醤油清湯。
塩分濃度は約2.4%とつけ麺では平均的ですが、イノシン酸とグアニル酸、コハク酸の旨味が非常に分かり易く、
個性的でパワフルかつ上品なキレとコクとまろみを生み出しています。
 
麺は支那そばや麺工房製の全粒粉入り多加水角刃平型中太ストレート。
全長約60cmもある長尺タイプで、瑞々しい甘味、滑らかな麺肌、しなやかなアシの長さ、ツルモチのコシが特徴的。
形状体にもスープとの絡みは抜群で、味の相性も申し分ありません。
なお塩で頂く場合は、鰹昆布水との相性を考慮して、岩塩ではなく海塩を使いましょう。
 
その鰹昆布水はその名の通り鰹の風味とキリッと濃い目の醤油味が施されており、既に旨味の相乗効果が生まれていますが、
麺に纏わせスープと合わせるとグルタミン酸による旨味の二次爆発が起こります。
スープも塩味が強めなので、鰹昆布水をスープ割に使ってもさほど薄まりませんが、〆のライス投入には程良い塩梅となります。
 
付属トッピングは鰹の効いた和風味の極細メンマと、
肉雲呑はやや厚めでピロピロ滑らかな皮に、タネは豚挽肉と乾物による中華風味のムチムチ食感。
 
雲呑はタネが大きく火がやや通りづらいですが、雲呑とスープは別々の個包装になっていますので、
雲呑は一旦解凍してから茹でるようにすると、生茹でだけではなく皮の破損も同時に防ぐ事が出来ます。
 
まずは麺洗い用のボウルに水を張り、その中に昆布水、メンマ、雲呑をパックのまま入れておけば、解凍と同時に水が冷えて一石二鳥です。
なお雲呑を茹でる際はパックから取り出し、解凍後2〜3分のボイルで中までしっかりと熱々に仕上がります。
 
嶋は店主が支那そばや出身という事で、オープン直後から業界トップクラスに登りつめた全国レベルの超人気店です。
実店舗にも4年前くらいに2度ほど伺いましたが、当時はまだ白醤油がなかったので、今回よいタイミングで頂く事が出来ました。
嶋がどういうお店か知らないで買えたという方は、嶋を食べられるのは相当ラッキーだったという事だけは覚えておいて欲しいです(涙)

10

2024年08月15日

スープは鶏豚をベースに、羅臼昆布などの魚介の風味がバランス良く調和した、無化調のあっさり醤油清湯。
塩分濃度約2.7%、Brix値約10.8%と結構な濃い口で、キリッとした塩味と酸味、強めの甘味と旨味の感じから大勝軒や丸長と比較されがちですが、
出汁の構成から分かる通り、大勝軒系や丸長系とは異なるカドヤ独自の味わいを持っています。
 
麺は自家製の全粒粉入り多加水角刃平打中太ストレート。
江別製粉のはるゆたか特等粉を使用した豊潤な甘味、モチフワの食感、ツヤツヤの滑らかな麺肌が特長として表れていますので、
変に硬めにせず、しっかりと茹でてしっかりと締めて、カドヤの麺でしか味わえない独特のコシとハリを堪能しましょう。
 
付属トッピングは香ばしく焼かれた黒豚チャーシュー4枚とミディア厶食感の穂先メンマで、どちらも醤油ダレによるキリッと濃い口の味付け。
チャーシューは肉厚なバラ、肩ロース、ウデ、豚トロ、切り落としの超豪華なラインナップ。
 
「毎日がプレミアム限定ラーメンのような当店の食材」と謳われている通り、特選食材とこだわりの水をふんだんに使った、まさにプレミアムな一杯。
お値段はやや張りますが、実店舗もそれなりにお高く、食材の構成からも税込2,376円は冷凍通販なら妥当なラインだと思います。
東の丸長、春木屋と並ぶ西の古豪として、老若男女問わず古くから愛されている銘店です。

14

2024年08月15日

スープは豚頭を中心に背脂も加えた、フルボディの濃厚ド乳化ド豚骨。
呼び戻し式ではなく取り切り式で、ガラもしっかりと下処理が施されているため、臭みはなく味わいはフレッシュ。
コラーゲンの溶け出したトロリとクリーミーな口当たりで、塩分濃度約1.7%、Brix値約8.5%と、塩味は平均的なあまうまのタイプです。
 
麺は豊華食品製の角刃極細ストレート。九州の小麦粉を使った博多・長浜寄りの特注麺で、歯切れの良いしなやかなポキパツ食感。
加水率もやや低めですが、博多・長浜の麺よりも芯が強く、バリカタにする場合でもせめて4〜50秒は茹でたほうがよいです。
実店舗では太麺もあり、個人的には太麺のほうがスープとの相性に個性を感じられましたが、もちろん極細麺との相性も抜群です。
 
付属トッピングは肩ロースの低温調理大判レアチャーシューが1枚。以前のクラシカルな煮豚から変わったんですね。
 
九州豚骨と似たようなスタイルなので、ニンニクや胡麻、紅生姜など好みの味変アイテムも用意しておきましょう。
実店舗のようにレモン汁を少し垂らしてみるのも味わいがスッキリして美味しく頂けます。
また麺量がやや少なめなので、沢山食べたい方はライスなり替え玉なり用意しておくとよいです。

10

2024年08月15日

武蔵家系ですが、スープは微乳化の中濃型で、醤油返しは直系のようなキレよりもまろみとコクを活かしたタイプ。
鶏は厚みがありますが雑味はなく、豚骨もパワフルで、各々に偏りがなくバランス良く調和しています。
出汁の構成は独自色があるものの、塩分濃度は約2.7%と味濃い目で、鶏油も多く、
家系ラーメンを食べているという欲求が充分に満たされる味わいとなっています。
 
麺は酒井製麺の逆切り弱ウェーブ平打中太麺。
酒井の麺はヤワメのほうがモチモチとした独特のコシを引き出せますが、
本品は醤油返しに旨味が詰まっており、麺にスープを吸わせるのに向いているため、
茹で時間は指定の3:30か、それよりも気持ち早いカタメ茹でにしたほうが、スープの吸い上げが良く、麺自体の味にもより深みが生まれます。
 
また冷凍の家系麺は麺同士がくっつきやすい為、どうしても上手に茹でられない場合は
耐熱皿に冷凍生麺を乗せ、2〜30秒ほど電子レンジにかけて、麺同士を解してから茹でましょう。
冷蔵庫で一晩置いて解凍する方法もありますが、冷凍生麺の冷蔵解凍は結露や乾燥による劣化を招きやすいため、本来はお勧め出来ません。
 
付属トッピングは大判板海苔5枚、ほうれん草、低温調理の豚モモスライス2枚とサービス満点。
チャーシューは家系伝統の吊るし焼き燻製ではなく、しっとりとした現代風のレアタイプです。
 
今回は柑橘を隠し味に使った夏仕様のカエシとなっており、冬に実店舗で頂いた時よりもさっぱりと頂けました。
卓上調味料も個性的なので、個人的にこのお店は実店舗で実物のクオリティを体感して欲しいお店です。

15

2024年08月15日

店主はすみれ出身という事で、スープは味噌と豚骨&香味野菜ベースの出汁を鍋で焼いた純すみスタイルですが、
塩分濃度約1.9%とすみれや純連よりも塩分及びラードは少なめで、コクがありつつも後味はすっきり。
豚挽肉の旨味も効いており、まろやかで優しく広がるあまうまの味わいが特徴的です。
 
麺は森住製麺の多加水角刃中太縮れ卵麺。
札幌ラーメンではお馴染みスクエア型の短尺タイプで、麺自体の旨味と抜群の絡み、プリコリの弾力に強いコシがスープとマッチしています。
 
付属トッピングは淡い味付けのコリシャキメンマと軟らかく煮込まれた大判の肩ロースチャーシュースライスが1枚。
 
何も手を加えずにそのまま頂いた場合はただの美味しい味噌ラーメンになりますが、
モヤシと玉葱を香ばしく炒めてスープで煮る、という実店舗同様の再現調理を行うと、
熱々で香ばしい香りの立った、真に美味しい彩未本来の味噌ラーメンに仕上がります。
またおろし生姜はスープをキリッと爽やかな味わいに変えてくれるので、出来ればフレッシュなおろしたてを用意しておきたいところです。
パンチが欲しい方はニンニクも欠かせないところですね。
 
本品は宅麺CK製の彩未ブランド品ですが、味はしっかりと作り上げられているので、
再現度が高くなるか低くなるかは、購入者がちゃんと再現調理をするか次第ですね。
 
大島と並ぶ純すみ系の超ビッグネームの登場ですが、次は三◯寅、◯籠あたりにも期待しちゃうところです(笑)

10

2024年08月15日

タレは醤油マヨ味の胡麻ダレで、甘味酸味はほどほどの塩味旨味がメインとなったタイプです。
 
麺は自家製の中加水角刃平打極太ウェーブ。
オーション使用のモチポキ食感で、麺肌のざらつきがタレをしっかりと絡め取ります。
 
付属トッピングは海老辛(辛口の干し桜海老)とフワトロの極厚豚バラロールが2個。
海老辛は辛味が強いので、麺に加える前に一旦味を見てから、入れる量を好みに合わせて調節するとよいです。
 
背脂と、あとブタは極厚のバラ煮豚なので熱湯湯煎が必要ですが、
タレは冷やし仕様の冷蔵・流水・常温解凍となっており、熱湯湯煎しないよう注意です。
あとは自分の好きなトッピングをアレコレ乗せて、自分だけの1杯を楽しみましょう。

11

2024年08月08日

タレはたまり醤油も使った真っ黒なビジュアルですが、塩分は見た目のインパクトほど強くもなく、
甘味、化調の旨味、ビターで深いコクに゙六等星らしさを感じる事が出来ます。
油は重さがなく、ニンニクのパンチとほんのり効かされた煮干感があり、濃厚ながらクドさのない味わいを作り上げています。
 
麺は加水率やや高めの自家製平打超極太縮れ麺。
一昔前の六等星チックな乱縮れの暴れん坊で、麺幅と厚みのデカさもウドン並みにハンパなく、
指定の茹で時間でワシゴワのパワフルな食感を堪能出来ますが、
店主もXでお勧めしている通りもう2〜3分長めに茹でてムチモチ感を出し、
汁気が無くなるまでしっかりと混ぜ合わせてタレを十分に乳化させると、
麺とタレが持つ本来の美味しさと絡みを最大限に引き出す事が出来ます。
 
付属トッピングは甘めのメンマと淡い味付けのモチモチ厚切り大判バラロールチャーシューが1枚。
あとは油そばらしく自分のお好きなトッピングや味変をアレコレ追加して自由に楽しみましょう。
 
とにかく味も見た目もボリュームも迫力満点ですが、植物油のため味わいは比較的軽やかで、ジャンクな割には意外にスルスルっと胃袋に収まってゆきます。
乳白色の麺がタレを混ぜて黒光りに染まってゆく工程も見ていて楽しめるんじゃないかなと思います。

11

2024年08月08日

スープは煮干ベースの淡麗醤油清湯で、塩分濃度約1.8%と攻撃性のない優しい塩味、
雑味のない上品かつ穏やかな煮干の香りと甘味、舌に広がる抜群の旨味が特徴的です。
 
ちなみにオリーブいりことは、瀬戸内産白口煮干(伊吹いりこ)と香川県産オリーブ葉の粉を一緒に釜茹でする事で、煮干の臭みと酸化を軽減させた、香川の特産品として有名です。
煮干系のラーメン店に通い慣れているラヲタならお馴染みの定番な煮干ですね。
 
麺はワイド型の多加水角刃太ストレート。
せときららという品種の小麦粉が使われていますが、こちらは太麺と相性が良く、製パン性にも優れた小麦粉として人気があり、
アミロース含有が低めなため粘性がやや高く、しっかりとしたグルテン形成が特長で、
太めの麺に瑞々しい甘みと滑らかな麺肌、モチモチの弾力、伸び知らずの強いコシを生み出しています。
 
付属トッピングは低温調理の肩ロースチャーシュースライスとロースチャーシュースライスが1枚ずつ。
肩ロースのほうはスープの邪魔をしない控え目な味付け、ロースのほうはややアクセントをつけた味付けとなっています。
解凍はぬるま湯か流水か常温で。夏場なら常温ですぐに解凍出来ます。
 
本品も酸辣湯麺と同じく宅麺CK製の純麦ブランド品ですが、ラーメン自体はきめ細かい仕上がりになっていると思います。
煮干の旨味甘味と瑞々しい太麺の組み合わせやレアチャーシューも含め、全体的な食感の楽しさも際立っています。

10

2024年08月01日

シンチャンという商品名からも分かる通り、山形で人気のケンチャンラーメンをオマージュしたつけ麺となっています。
煮干✕背脂の組み合わせでは似た属性に新潟の燕背脂系(燕三条系)もありますが、味を見れば判る通り、本品と燕系は麺もスープも似て非なる別タイプです。
 
という事でスープは煮干の苦味やエグみを抑えたライトな背脂煮干醤油清湯で、ケンチャンオマージュらしく醤油のキレがあり、
塩分濃度は約3.1%と海水並に強い反面、糖分濃度は約6.2%とやや控え目で、甘味よりも煮干と昆布と化調と豚背脂による濃厚な旨味が前面に出ています。
背脂はケンチャン系らしくプルプルの大粒状ですが、量は燕背脂系のようにたっぷりと浮かべられてあり、燕系とのフュージョン的な要素も多少感じられます。
 
麺は全粒粉使用の多加水手揉み縮れ平打極太麺。背脂煮干と太麺は燕背脂系でも見られる定番の組み合わせですね。
ツルツルの麺肌にブリブリとしたコシの強さが特徴的で、フワッと立ち上る小麦の香りと熟成麺特有の濃厚な甘みがあり、
ピロピロとした不規則な捻れがスープをしっかりと拾います。
 
付属トッピングは板海苔1枚と、チャーシューは豚ロースの大判レアチャに軟らかく煮られた大判豚バラロールが1枚ずつ。
ロースは低温調理なので湯煎厳禁ですが、麺を洗う用に水を張ったボウルにパックごと沈めておけば、
麺を茹でている間に解凍出来る上、水もつめたく冷えるので一石二鳥です。
 
ちなみに麺は手揉み後の冷凍なので多少千切れやすくなっており、
茹で始めてすぐに菜箸で解そうとしたり、洗う際も乱暴に扱うと、麺にキズが付きボロボロと短くなってしまいます。
 
茹で方のコツとしては、麺表面が全て浸る直径の鍋に2L以上のお湯を沸かし、
麺を入れたら菜箸などで一切触れず、沸騰状態のまま暫くは麺を対流で自由に泳がせ、
8分くらい経ったあたりで初めて菜箸で軽く解すようにすると、麺が千切れずムラなく上手に茹でる事が出来ます。
 
箸を入れるとデンプンが溶け出し吹きこぼれそうになるので、火力を少々弱めて泡を取り除きましょう。
差し水は温度を一気に下げてしまい茹でムラが出来るので厳禁です。

15

2024年07月25日

スープは素の状態だとあっさりとした鶏ガラベースの醤油清湯で、
塩分濃度は約1.6%と全国的には平均値なため、ジャンク舌には薄味に感じられるかもしれませんが、
辛口の塩ダレで炒めた野菜が加わる事で、味に塩味、辛味、キレ、コクがブーストされるようになっています。
 
麺はベトコンラーメンのオーソドックスな低加水角刃細ストレート。
コリパツの歯応えで歯切れが良く、スープやトッピングともしっかり絡んで持ち上げてきます。
 
付属トッピングはInスープで、トロトロに軟らかく煮られた厚切りの炙りバラチャーシューが3枚。
塩ダレには赤唐辛子と味付の揚げニンニク粒がゴロゴロ入っています。
 
この唐辛子のビリビリした辛味とニンニクの風味がビンビンに効いた塩ダレでモヤシとニラを炒めてトッピングする事で、初めてベトコンラーメンとして成立します。
これを乗せないとベトコンラーメンの味ではない全く別物のラーメンになってしまうので、面倒でも食材を用意してちゃんと調理しましょう。
 
ちなみにモヤシは塩ダレを加えてから炒め過ぎると浸透圧で脱水し、ベチャついて逆に味が薄くなるので要注意です。
 
コツとしては、まずは薄めの油でモヤシを強火でしっかりと炒め、途中でニラを加え、
火が通ったら最後に塩ダレを加えて火を止め、余熱で5秒ほど炒め合わせ、すぐにトッピングするくらいのスピード感で調理を行うと、
モヤシから水が出てスープの味が薄る事なく、かつシャキっと適度な食感で仕上げる事が出来ます。
 
ベストコンディション=ベトコンでスタミナをつけて、厳しい猛暑を乗り越えましょう。

18

2024年07月25日

つけ汁はゲンコツやモミジなどの動物系と、節や煮干などの魚介系を合わせた、濃厚なWスープ。
塩味、甘味、酸味、旨味が高い濃度でバランスを取っており、別袋で付いている鰹の風味を抽出した焦がしラードを加えると、
ビターな味わいと共にパンチとコクがグッと増し、朧月でしか味わえない個性的な豚骨魚介味が完成されます。
 
麺は三河屋製麺の多加水ワイド型角刃太ストレート。
モチモチとした反発力の強いコシと喉越しの良さが魅力で、濃厚なスープをしっかりと持ち上げ、味の相性も申し分ありません。
 
付属トッピングは実店舗とは別タイプの炙り豚バラロールチャーシュースライスが4枚。濃口の甘辛タレで味付けが施されています。
 
濃厚ながらクドさや重さはなく、香味油の風味と独特の食感を持った麺の組み合わせが
従来の豚骨魚介とは一線を画すオリジナリティとして、類いない味わいを生み出しています。
また麺量は190gと一般的な並盛くらいはありますが、つけ汁も余るくらいたっぷりあるので、
食いしん坊な方はおかわり用の生麺やライスなど用意しておくとよいかもです。

12

2024年07月25日

今回もハイグレードな逸品となっておりましたが、全体的には前回の友情醤油と大幅な構成の変化はなかったため、
画像のみ今回のものに更新して、文面は前回のレビューをそのままコピペします。
 
 
スープは現在の本店のしょうゆらぁ麺に似た淡色ですが、塩分は若干控え目。
醤油のエッジも優しく、鶏中心ながら濃厚なコハク酸の旨味も凝縮されていて、
非常に複雑な構成でいつつも絶妙なまとまりをみせています。
 
全粒粉入りの麺は抜群の風味と甘みが詰まっており、食感は滑らかで、
シルキーな舌触りともっちりとした弾力が備わっています。
本店ともまた違うタイプですが、この麺相当ヤバいですね。
付属トッピングは低温調理のローススライスと、甘い脂がジューシーに溢れ出るバラロールが1枚ずつに、食感の異なる2本のメンマ。
どれも熱湯湯煎厳禁です、必ずぬるま湯か流水での解凍を。
 
味自体は今の本店の醤油らぁめんよりもカエシがまろやかに感じられ、個人的にはこちらのほうが好みでした。
そして何と言っても麺が超極上の逸品です。決して硬めにせず、時間通りにしっかりと茹でましょう。

10

2024年07月25日

つけ汁はTOKYO Xのガラを使ったドロドロの濃厚トンギョ。
昔の魚粉タイプから脱却して久しく、現在はTOKYO Xを軸に構成されており、
魚介の程よいアクセント、麺との相性、及び重すぎず飽きさせないバランスを計算された、塩甘旨酸の組み合わせが光っています。
 
麺は心の味自家製の多加水の角刃極太ストレート。
以前よりもモチフワ感が増し、軽やかさと優しさも加わった個性豊かな大吟醸麺は、
しっかり噛む事で麺自体の甘味とスープの風味の一体感が倍増します。
塩と山椒をパラッとかけるだけでも美味しく、日本酒にもよく合います。
 
付属トッピングはたまり醤油のタレでやや甘めに味付けされたゴリシャキ食感の座布団メンマ2枚と、
チャーシューは低温調理のしっとりとした内モモ肉のレアチャとスモーキーな吊るし焼き肩ロースが1枚ずつ。 
 
宅麺で非常に人気の高いとみ田ですが、麺は最初は半分くらいスープに付けて、
麺の味、スープの味、麺とスープの組み合わされた味のそれぞれを感じるように頂くとよいです。
と実店舗へ伺った際に指南されました(笑)

10

2024年07月18日

スープは毘沙門味噌、豚骨、鶏ガラ、節、煮干をベースに、ニンニクの風味と豚挽肉の旨味、
赤唐辛子のピリッとした刺激の効いた、熟成感のあるまろやかな口当たり。
 
もやしと玉ねぎを300gほど用意し、スープで炒め煮し、茹で上げた麺の上にぶっかけるのが実店舗の調理法となっており、
純すみ系のようなコッテリとしたラード感はなく、あっさりとしつつも深いコクと優しい甘味が特徴的で、
塩分濃度は約2.1%と高めですが、野菜を炒め煮する事により塩分濃度も約1.7%と最適な濃度へ落ち着きます。
 
麺は自家製の角刃中太縮れ麺。
西山や森住といった札幌麺のような短さやビタミンB2の黄色味はなく、卵白を使った加水率やや低めの若干短めなタイプで、
歯切れが良くブリッブリの弾力とさっぱりとした味わいがスープとマッチしています。
 
付属トッピングはInスープで、竿の繋がったシャキシャキ穂先メンマが2本と、
チャーシューはモモではなくバラスライスが1枚で、吊るし焼きの香ばしいオーク香がほんのり漂っています。
 
上越妙高のソウルフードと呼ばれる食堂ミサの味を踏襲した、横浜でも非常に人気の高い名店で、私も何度か足を運んでいます。
野菜の甘味を溶け込ませるのが味の決め手ですので、本来の美味しさを引き出すのであれば、もやしと玉ねぎは必須で用意しておきましょう。
コッテリ好きなら無塩バター、辛いもの好きならかんずりが実店舗式の味変としてお勧めです。

11

2024年07月18日

スープは表面をラードが覆った濃い口の醤油豚骨。
麺は麺屋棣鄂のプリップリ角刃中太縮れ麺。
付属トッピングはクラシカルなギシギシ食感のモモチャーシュー4枚と濃口のコリコリメンマ。
 
家系ラーメンのようにライス&海苔との相性が抜群で、おろしニンニク、生姜、胡椒、豆板醤などの調味料もメチャクチャ合います。
 
といったレビューよりも店主コメントが一番参考になりますので、公式Xから一部転載します。
 
〜以下お店の公式Xより転載〜
自分なりに豚骨ラーメンのルーツの様なものを掘り下げて「二郎系、家系、濃厚豚骨が現れる前のこってりラーメンってこんなんじゃなかっのではなかろうか?」
と全国各地の豚骨ラーメンの優れた部分を拾い上げ、妄想とイメージとを膨らませて仕上げたのが今回の「昭和の濃厚豚中華そば」です。
 
脂っこくて、塩っぱめ、メンマ、チャーシュー、ネギが基本トッピング、お好みで海苔、ホワイトペッパー、ガーリックパウダーが滅茶苦茶合う仕様です。

10

2024年07月18日

スープは濃厚豚骨醤油で、豚骨が強く、醤油のキレもあるパンチのある味わい。
塩分濃度約2.4%と塩味は強めで、三浦家オリジナルの香味鶏油は角タレビンの別添となっています。
 
麺は家系麺よりもやや長めのツルモチ平打中太ストレート。
カタメでもヤワメでも茹で加減はお好みで。
説明文には酒井製麺と書いてありますが、これは心の味食品の麺じゃないですかね?
 
付属トッピングは海苔3枚、鳴門巻、あとInスープで豚モモと豚肩ロースのチャーシュースライスが1枚ずつ。
吊るし焼きではなく煮豚で、どちらもしっとり軟らかく仕上がっています。
 
本品はとみ田の心の味食品で製造された冷凍バージョンのようですね。
ただ三浦家は家系を名乗る事を既にやめており、武蔵家のエッセンスは残されてはいるものの、スープも麺も自由度が更に増した印象です。
 
家系でも何系でもない三浦家という名の豚骨醤油ラーメンで、以前実店舗で頂いた三浦家の味とも違っていましたが、ライスとの相性は抜群の濃口チューニングに変わりはありません。
青菜は付かないので、欲しければ自分で用意しましょう。ほうれん草と小松菜のミックスで実店舗を再現出来ます。

13

2024年07月18日

スープはギリギリ清湯と呼ばれるやや濁りのある無化調で、豚をベースとした動物と魚介の多重構造。
ホワイトペッパーのピリッとした刺激と香りが印象的で、塩分濃度約2.4%、Brix値約6.5%と
甘味旨味よりも塩味をメインに感じやすくなっていますが、塩味のエッジは豚背脂の甘味が和らげています。
 
麺は三河屋製麺のややワイド型中加水角刃中太手揉み縮れ麺。
実店舗より若干少なめの量ですが、それでも一般的には大盛りのボリュームで、食感もツルツルの麺肌とムチグチの強い弾力で食べ応えがあります。
実店舗ではカタメで提供されますが、本商品でも指定通りの茹で時間で実店舗さながらのカタメ食感を再現出来ます。
指定時間より短く上げてしまうとα化が不十分となり、麺本来のコシが生まれないので注意です。
 
付属トッピングはシャキシャキ食感でやや甘口のメンマ、
チャーシューは軟らかく煮て香ばしく炙られた厚切りの豚バラスライス1枚、吊るし焼きしたスモーキーな肩ローススライス2枚、
ワンタンは5個入りでスープに負けないプリッとした食感に生姜とごま油の香りが効いています。
なお茹でる際には凍ったままの状態だと皮が割れやすいので、事前に冷蔵か常温で半解凍しておくとよいです。
 
店主は渡なべスタイル出身ですが、船越では適度なジャンク感を取り入れており、
スープは背脂の効果が抜群で、濃口ながらもう一口、もう一口と後を引くクセになる旨さ。
途中で味変におろしにんにくをちょこっと加えると軽く飛びます。

15

2024年07月18日

スープはムテ系の高濃度ドロ豚。口周りがベタつくほどに油分もゼラチン質もたっぷりで、
ドロドロとトロトロの中間くらいの、ガラ骨粉も丼底に沈む重厚感あるヘヴィなタイプです。
 
呼び戻し式とは異なるサブスープを足してゆく無鉄砲式の製法で、頭骨も使わないため、
久留米のような強い匂いはありませんが、豚特有の香りはしっかりと立ち上ります。
 
またムテ系は豚骨と油分の濃度が高いためやや味を感じにくいかもしれませんが、
塩分濃度は約2.3%、糖分濃度も約13.9%と、塩分も糖分も実際は結構高めです。
 
麺は無鉄砲で使っている低加水の日本めんとはタイプの異なる、◯無製麺の平打太縮れ麺。
瑞々しい味わいともっちりとした弾力が特徴的で、強いうねりが濃厚なスープをしっかりと持ち上げてきます。
 
付属トッピングは無鉄砲と同タイプの肉厚でムッチリ弾力ある豚バラロールスライスチャーシュー3枚と、ゴリシャキ太メンマ2本に鳴門巻が1枚。
 
数々のタイトルを受賞している関西の名店で、味わいはまんまムテ系なので、
宅麺で販売されている無鉄砲や無心がお好きな方ならストライクだと思います。

11

2024年07月18日

スープはクリア豚骨というジャンルに分類されている半透明半白濁の淡麗豚骨で、
中火と強火を織り交ぜ一気に炊き上げるフレッシュな取り切り式。
頭骨不使用のため臭みはなくライトであっさりしているものの、豚感、コク、旨味はギュッと詰まっており、
塩分濃度約2.4%と塩味は強めながら、甘味、旨味、豚骨の厚みとバランス良くマッチしています。
 
麺は中加水角刃中細ストレート。昔ながらの白麺で、ムチモチとしたコシが特徴的です。
九州の豚骨ラーメン=短時間で茹でる低加水の極細麺&替玉という先入観をお持ちの方も多いですが、
それは博多長浜の文化で、久留米などその他地域の豚骨ラーメンでは替玉は無く、しっかりと茹でる中太中細の麺が基本的に使われています。
 
付属トッピングはコリシャキの細メンマと、軟らかいバラロールチャーシューに昔ながらのギシギシモモチャーシューが1 枚ずつ。
 
ちなみに実店舗でトッピングされている薬味は万能ネギや芽ネギなどの青ネギではなく、
アサツキという名のネギの仲間の植物で、非常に細いのが特徴です。
 
黒門はクリア豚骨の代表的な人気店で、ラヲタなら誰でも知っているレベルの超有名店です。
なお麺は長浜や博多のラーメンとタイプが違い、バリカタのように硬めに茹でると内部までα化せず生煮えになってしまう為、
カタメ好きでもせめて2分以上はしっかり茹でましょう。加熱、吸水が不十分だと麺のコシが生まれずボソボソとした生食感になってしまいます。

14

2024年07月11日

つけ汁はトマトを前面に出したトマト主体の味わい。
塩分濃度も約2.1%とトマト自体の味を活かしつつ麺との相性も考慮した濃度となっており、
甘味酸味旨味のバランスが絶妙で、あっさりとしつつも程よいコクを生み出しています。
 
麺は自家製の多加水角刃平打太麺。
小松菜粉末を練り込んだ瑞々しい翡翠麺で、ツルツル滑らかな麺肌とモチモチ柔らかな弾力が持ち味となっており、
麺の甘味とスープの塩味酸味がお互いを引き立て合っています。
硬め茹では麺の性質上合わないので、7〜8分しっかり茹でてα化させ、ふんわりもっちりとしたソフトな食感を楽しみましょう。
 
付属トッピングのみやぎサーモンは養殖の銀鮭を水揚げ直後に神経締めしたもので、
鮮度が良くアニサキスもいないため生食出来るのが特徴です。
 
こちらはInスープのため熱湯湯煎すると火が通ってしまいますが、みやぎサーモン特有のしっとりねっとりとした味と食感を楽しみたい方は、
水を張ったボウルか冷蔵庫内でスープを低温解凍して銀鮭のみ取り出し、
スープはこぼれないように湯煎にかけるか、スープのみ耐熱容器に移してレンチンで温めるとよいです。
多少手間ですが、サーモンの刺身がお好きな方にはお勧めです。ご飯のおかずにも日本酒や麦焼酎の良いアテにもなります笑
 
逆にしっかりと火を通したい方は十分に湯煎しましょう。
加熱して身をほぐすと鮭の塩味と旨味がスープに回り、コクと風味もアップします。
 
ちなみにスープは温めずに冷やしにしてもスッキリ爽やかな味わいで美味しく頂く事が出来ます。
そうめんや冷や麦とも相性が良く、スープが余ったら硬めに炊いたライスとチーズとBPでトマトリゾット風にリメイクも可能です。
 
トマト、サーモン、スピナーチのタリオリーニを使ったパスタ料理のようなイタリアン的な雰囲気もあり、
暑さで弱った胃袋にもスルスルっと入る清々しい一品になっていると思います。私は大好きです。

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2024年07月11日

スープは家系風ですが、家系の特徴である雑味ある動物感はなく、根菜の甘味やワインのフルーティな香りと酸味もあり、飲み口はすっきりまろやか。
鴨油も浮かべられていますが、出汁の骨子は豚が担っており、何よりポルチーニの風味が強く主張しています。
塩分濃度は約2.0%と濃口ですが、トータルバランスとしては絶妙な塩梅となっています。
 
麺はそこそこ家系感のある中加水角刃平打中太ストレート。菅野製麺所で変わりないかな?
硬さは好みでよいと思いますが、5分しっかり茹でたほうがコシの強さとツルモチの弾力、
滑らかな舌触りといった麺本来のポテンシャルがより発揮されるようになります。
スープとの相性も抜群で、まったりとしたスープの塩味、旨味、酸味の後に、麺の甘味が余韻として残ります。
また家系麺と違い40cm弱の長尺なので、家系の短い麺に馴染めない家系初心者には特に好まれると思います。
 
付属トッピングはしっとりもっちりとした豚ローススライスと、表面を炙ったねっとりトロトロに柔らかい厚切り豚肩バラ煮が1枚ずつ。
Inスープのため熱湯湯煎するとロース肉のほうはやや硬くなってしまいますが、
熱が入る前に具材だけサルベージすれば、画像の様に品質を保った状態で頂く事が出来ます。
家系ではないので海苔やほうれん草などは付きませんが、必要な方は各自で用意しましょう。ただ相性的にはそこまで拘る必要もないと思います。
 
実店舗の限定メニュー、八咫烏式家系「評論家(ひょうろんや)」の冷凍通販バージョン的な感じですね。
「家系に固定概念ある方お断り」という通り、家系風といってもガラはしっかり血抜きされており、
雑味も臭みもなく、ワインやポルチーニも香るふくよかで円みのある味わいで、
フォーマットは家系的ですが、中身は和洋中を取り入れた個性的な家系風創作ラーメンといったテイストです。
ライスとも相性抜群で、スープに加えて雑炊風にするとサラサラっといけます。
 
ちなみに画像5枚目は八咫烏公式アレンジバージョンです。鴨のローストをトッピングし、苺のコンフィチュールとバルサミコ酢のソースをあしらっています。

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2024年07月04日

つけ汁は中華そばスタイルの淡麗系塩清湯。
芳醇な鰹の旨味、白口煮干の上品な甘味、まろやかな鶏油がベースとなっていますが、
塩分濃度は約2.8%と力強く、シャープな塩味、優しい甘味、キリリとした酸味、唐辛子のほんのりとした辛味が味わいをすっきりとさせています。
手火山式焙乾製法による熟成感を舌と鼻でじっくりと味わいましょう。
 
麺は長尺でラーメンよりもやや太めのワイド型全粒粉入り多加水角刃中細ストレート。
宅麺商品内だとトイボにも卸している大成食品製で、水で締める事により滑らかな麺肌とプリコリとした心地よいコシが生まれ、
つけ汁の塩味酸味と合わせる事により小麦の甘味がより活きて感じられるようになります。
 
昆布水からはほのかに節が香り、麺にまとわせて頂くとつけ汁の塩味酸味がまろやかな味わいに転じ、旨味が爆発します。
食物繊維により麺がもっちりとし、伸びにくくもなるという利点もあり、麺を食べ終えた後にはスープ割としても活用出来ます。
 
付属トッピングは肩ロースのレアチャーシュー、軟らかく煮られたロースチャーシュー、厚切りナルト、
発酵感伝わる淡い味付けのジャキジャキ細切りメンマ、三角海苔の5品で、全てが個包装のこだわりっぷり。
熱湯湯煎せず、流水かぬるま湯で解凍しましょう。夏場なら15分程度あれば常温解凍も可能です。
 
四つ葉は実店舗で頂いて以来久々でしたが、頂く度に味がブラッシュアップされていて、毎回ワクワクさせられます。
このつけそばも個人的には鰹よりカエシが印象的でした。四つ葉といえばとにかく醤油の使い方が非凡なのですが、塩も圧倒的ですね。

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2024年07月04日

スープは中華そばスタイルの淡麗系醤油清湯。
塩分濃度は約2.0%と高めながら、やや多めのまろやかな鶏油が味に円みを生んでおり、
生醤油のキレ、芳醇な鰹の旨味、白口煮干の上品な甘味、リンゴ酢のすっきりとした酸味、
そして丼から立ち昇る馥郁とした和の香りが鼻腔をくすぐってきます。
手火山式焙乾製法による熟成感を舌と鼻でじっくりと味わいましょう。
 
麺は長尺でややワイド型の全粒粉入り中加水角刃細ストレート。
宅麺商品内だとトイボにも卸している大成食品製で、しなやかでパツパツとした歯切れの良さ、
ツルモチの食感、小麦の甘味、スープとの一体感と全てが抜群の逸品。
 
付属トッピングは肩ロースのレアチャーシュー、軟らかく煮られたロースチャーシュー、厚切りナルト、
発酵感伝わる淡い味付けのジャキジャキ細切りメンマ、三角海苔の5品で、全てが個包装のこだわりっぷり。
熱湯湯煎せず、流水かぬるま湯で解凍しましょう。夏場なら15分程度あれば常温解凍も可能です。
 
四つ葉はRDBの埼玉県人気ランキングでも1位を獲得する超有名店なので、既にご存じの方もいるかと思います。
スープ、麺、トッピングとそれぞれが繊細な気配りの上で冷凍化されていますので、調理も丁寧に行いましょう。

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2024年06月27日

スープは甘海老の頭と殻から取った出汁と鶏ガラを濾し、魚介を合わせブレンダーで泡立てた濃厚でクリーミーな泡系鶏海老白湯。
塩分濃度は約1.8%と泡スープを前提とした塩味で、泡立てる事で塩味がまろやかになり、ふんわり柔らかな口当たりとなります。
海老は臭みがなく、反面しっかりと存在感のある絶妙な塩梅で、
海老油も香ばしく効いており、海老のフレーバーと旨味と適度な甘味を心地良く堪能出来ます。
 
麺はもち麦を使った全粒粉入りの多加水平打ち太麺で、つるつる滑らかでしっとりシルキーな麺肌と、
ムチグチからモチフワへと変化する優しい食感がまろやかなスープと見事にマッチしています。
時間経過で柔らかくなればなるほどスープとの融和性が増してゆくため、
ゆっくりじっくり頂くと味の移ろいを余すことなく味わうことが出来ます。
 
付属トッピングはチャーシュー2種で、スモーキーにローストされた豚肩ローススライスと低温調理のしっとり鶏むね肉が各1枚。
どちらも湯煎加熱すると品質が変わるので、常温か流水かぬるま湯での解凍が好ましいです。
 
最後は残ったスープにライスを投入し、チーズを溶かすと美味しい海老リゾットとして2度楽しめます。
 
なお実店舗ではスープをブレンダーで撹拌し、泡出ててから提供されます。
本品も事前にブレンダーにかけられており、多少は泡が残っているためブレンダー不使用の状態でも美味しいは美味しいですが、
商品本来の味や風味、口当たり、麺との絡みを正確に再現したい方は、ハンドブレンダーかホイッパーを用意して、今一度泡立て直してから頂きましょう。

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