元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2024年06月27日

スープは甘海老の頭と殻から取った出汁と鶏ガラを濾し、魚介を合わせブレンダーで泡立てた濃厚でクリーミーな泡系鶏海老白湯。
塩分濃度は約1.8%と泡スープを前提とした塩味で、泡立てる事で塩味がまろやかになり、ふんわり柔らかな口当たりとなります。
海老は臭みがなく、反面しっかりと存在感のある絶妙な塩梅で、
海老油も香ばしく効いており、海老のフレーバーと旨味と適度な甘味を心地良く堪能出来ます。
 
麺はもち麦を使った全粒粉入りの多加水平打ち太麺で、つるつる滑らかでしっとりシルキーな麺肌と、
ムチグチからモチフワへと変化する優しい食感がまろやかなスープと見事にマッチしています。
時間経過で柔らかくなればなるほどスープとの融和性が増してゆくため、
ゆっくりじっくり頂くと味の移ろいを余すことなく味わうことが出来ます。
 
付属トッピングはチャーシュー2種で、スモーキーにローストされた豚肩ローススライスと低温調理のしっとり鶏むね肉が各1枚。
どちらも湯煎加熱すると品質が変わるので、常温か流水かぬるま湯での解凍が好ましいです。
 
最後は残ったスープにライスを投入し、チーズを溶かすと美味しい海老リゾットとして2度楽しめます。
 
なお実店舗ではスープをブレンダーで撹拌し、泡出ててから提供されます。
本品も事前にブレンダーにかけられており、多少は泡が残っているためブレンダー不使用の状態でも美味しいは美味しいですが、
商品本来の味や風味、口当たり、麺との絡みを正確に再現したい方は、ハンドブレンダーかホイッパーを用意して、今一度泡立て直してから頂きましょう。

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