元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2024年07月18日

スープは毘沙門味噌、豚骨、鶏ガラ、節、煮干をベースに、ニンニクの風味と豚挽肉の旨味、
赤唐辛子のピリッとした刺激の効いた、熟成感のあるまろやかな口当たり。
 
もやしと玉ねぎを300gほど用意し、スープで炒め煮し、茹で上げた麺の上にぶっかけるのが実店舗の調理法となっており、
純すみ系のようなコッテリとしたラード感はなく、あっさりとしつつも深いコクと優しい甘味が特徴的で、
塩分濃度は約2.1%と高めですが、野菜を炒め煮する事により塩分濃度も約1.7%と最適な濃度へ落ち着きます。
 
麺は自家製の角刃中太縮れ麺。
西山や森住といった札幌麺のような短さやビタミンB2の黄色味はなく、卵白を使った加水率やや低めの若干短めなタイプで、
歯切れが良くブリッブリの弾力とさっぱりとした味わいがスープとマッチしています。
 
付属トッピングはInスープで、竿の繋がったシャキシャキ穂先メンマが2本と、
チャーシューはモモではなくバラスライスが1枚で、吊るし焼きの香ばしいオーク香がほんのり漂っています。
 
上越妙高のソウルフードと呼ばれる食堂ミサの味を踏襲した、横浜でも非常に人気の高い名店で、私も何度か足を運んでいます。
野菜の甘味を溶け込ませるのが味の決め手ですので、本来の美味しさを引き出すのであれば、もやしと玉ねぎは必須で用意しておきましょう。
コッテリ好きなら無塩バター、辛いもの好きならかんずりが実店舗式の味変としてお勧めです。

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