2021年04月19日
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全550件のレビュー中 326-350件目
2021年04月19日
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2021年04月18日
スープは穏やかな動物系に鯖節と煮干が香る清湯タイプですが、大勝軒らしくツンとした酸味と甘味が味全体を支配しています。つけ汁の量はラーメンスープ並に沢山あるので、足りなくなる心配はありません。むしろかなり余ります。
麺は東池袋系スタンダードな角刃17番手の中太ストレート。指定の6:30茹でで弾力の強いツルプリ食感に仕上がりますが、大勝軒らしさを求めるならあと2~3分長く茹でてヤワ麺にすると再現度が高くなります。
付属トッピングはコリコリの薄メンマが数枚と、チャーシューは下味のしっかりとした、しっとり軟らかい肉厚の肩ロースが1枚。
スープは本店直系に比べ豚骨が淡く、チャーシューやメンマも小金井独自のもので、東池袋そのままの味ではありませんが、カエシの味や甘味酸味の強さからは大勝軒らしさを十分感じられます。
甘味酸味の干渉が少ない濃厚系や無化調端麗系が好みの方には合わないかもしれませんが、昔ながらの甘酸っぱいつけ麺が好きな方は合うと思います。
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2021年04月17日
スープは醤油が効いているものの角はなく、程よい塩分のあまうま非乳化タイプ。液状背脂もタップリで、いかにもといった感じの荘グループ系テイスト。スープ量も多いので、大きめの丼を用意したほうがよいです。
麺はインスパ系では比較的細めの低加水縮れ平打太麺。オープン時よりも細くなったかな?モチグチの食感ですが、3分くらいの硬めにあげると食べている最中に麺がスープを吸い上げ、麺の色がみるみる醤油色に変わり、麺に味が染み込んで更に味わい深くなります。
付属トッピングは味付背脂と、ブタはInスープでよく味の染みた巨大腕肉が1枚。計ったら130gもありました。
またそれとは別にブタ1本が別パックされており、こちらは申告量を大きく超える約600g!表面をこんがり香ばしく焼いてあるウデロールで、バラロールのように端部を切って芯を作り、巻いて縛って焼いてあります。腕肉は筋肉量が多く、場所によって肉質に違いがあり、脂身付近は軟らかいですが、赤身部分は繊維質で硬い為、トロ肉に当たる人もいればパサ肉に当たる人もいるかもしれません。これは調理のブレではなく、腕肉自体がそういうものなのです。なので1本丸々かじりつくのは難儀なので、半解凍して4分の1だけカットして、残りは冷凍で取っておきました。
とりあえず、ブタ1本は存在感はあれど味自体は正直普通でしたが、ラーメンの味は俺の生きる道3店舗の中では1番富士丸に近く、個人的にもかなり好みでした。ラーメン自体が素晴らしかったので、1本ブタ無しの通常版も出して欲しいですね。
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2021年04月01日
スープは豚鶏白湯ベースのこってりタイプで、生姜が効いており、塩ダレは円みがあります。
麺は味噌と同じ森住製麺の熟成中太縮れ卵麺で、プリプリモチモチの心地よい弾力。
付属トッピングはコリコリ食感の薄切りメンマ三本と、香ばしく焼かれた角煮風の厚切りバラチャーシューが1枚で、どちらもやや甘めの味付け。
ラードはあっさりしていますが、味噌よりも塩のほうが鶏白湯のオイリーさがガツンと伝わってきます。
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2021年04月01日
スープは豚鶏白湯ベースのこってりタイプで、生姜が効いており、味噌ダレはフルーティな甘味があります。
麺は森住製麺の熟成中太縮れ卵麺で、味噌ラーメンに最も適した短めの尺にカットされており、噛めば噛むほどに味わいが広がります。
付属トッピングはコリコリ食感の薄切りメンマ三本と、香ばしく焼かれた角煮風の厚切りバラチャーシューが1枚で、どちらもやや甘めの味付け。
森住の麺としっかり合った札幌ラーメンですが、ラードはあっさりしており、純すみ系とは異なるタイプです。
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2021年04月01日
スープのベースは中濃の鶏白湯で、蛤出汁はほんのり感じられます。
付属トッピングの蛤は小粒のミスハマグリで、2個とも生のまま冷凍されていたので、スープの中で解凍して追い蛤として出汁をとりました。
スープも本ハマやシナハマグリではなくミスハマグリを使っている分、出汁は弱いものの、商品を安価で提供出来ているのだと思います。
麺は中細ストレート。加水率はやや低めで、グッチリとした食感としなやかな喉越しを楽しめます。
蛤以外の付属トッピングは、醤油ダレで煮られた極太メンマ2本と、香ばしく焼かれたトロトロの厚切りバラスライスチャーシューが2枚。
蛤のコハク酸は鶏のイノシン酸や昆布のグルタミン酸と旨味の相乗効果を生みませんが、各々が突出する事なく旨味の均衡がとれており、非常にバランスのよいスープとなっています。
醤油にせよ鶏白湯にせよ、十二分屋は十二分に買いですね。(貝だけに・・・)
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2021年04月01日
スープはすっきりまろやかな醤油清湯。蛤出汁は弱いですが、醤油のキレ、鶏油のコク、豚背脂粒の甘味、羅臼昆布の旨味と適度なバランスを保っています。
麺は中細ストレート。加水率はやや低めで、グッチリとした食感としなやかな喉越しを楽しめます。
付属トッピングは竿と穂先の繋がった発酵臭の残るメンマ2本と、低温調理の大判肩ロースレアチャーシューが2枚。ぬるま湯で解凍し、袋内に溜まったメンマの煮汁はスープに入れないよう注意です。
クリアなスープは旨味に安定感があり、トッピングもボリューム的に満足度が高く、コスパに優れた商品だと思います。
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2021年03月28日
蔦はミシュランを獲る前の巣鴨時代以来でしたが、内容がガラッと刷新されていて驚きました。
ベースの地鶏スープは昔の面影を残していましたが、そこに鶏油と煮干が効き、他に類を見ない深みのある醤油スープとなっています。
茸のソースはポルチーニと黒胡椒と生クリームがスープに風味とまろみを加え、イチジクのコンポートはプチプチ食感と優しい酸味がスープにアクセントとキレを加え、黒トリュフオイルのバルサミコソースはスープにコクと黒トリュフ独特の芳醇な香りを加え、各々がスープの味を変えつつ味を壊さず、軸を崩さないまま元のスープと違和感なく融合します。
ちなみに味変は一度加えると元の味に戻せなくなるので、麺の入った丼に直接加えず、スープを別皿に小分けし、そこに各々を加えて7通りの味の組み合わせを楽しみました。
麺は微妙に平らなストレート中細麺で、喉越しが良くムチムチの弾力を保ち、風味も絡みも抜群。
トッピングはコリコリの細メンマ、外は香ばしく中はしっとりモチモチのローストレアチャーシュー1枚、ほぼ脂身なイベリコベジョータのバラ薄スライス1枚、グニグニ食感の牛バラしゃぶが極少量。イベリコ豚と和牛はトッピングそのものを味わうというよりも、脂身の旨味をスープに溶かし出す役割を担っているような感じです。
自分も仏伊料理からキャリアスタートして中華も修行したコックなので、洋のソースとラーメンスープを合わせるアイデアの凄さが余計に分かるというか、とにかくこの斬新な発想を形に成り立たせたのは感動の一言です。移転後のお店にも近々行ってみようと思います。
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2021年03月26日
スープは白味噌、米麹味噌、にんにくをラードで炒め、スープを加えて鍋肌で焼く純すみ風。濃厚な豚鶏ベースですが、純すみより脂分は少なく、後味はさっぱりしています。今回は実店舗同様にラードでもやしを炒め、スープを加え一煮立ちさせました。
麺は西山製麺所の多加水中太縮れ熟成卵麺。家系の麺と同様に濃厚スープを纏った太麺をすすりやすいよう、丁度噛み切るサイズの20cm弱程度の長さにしているのが特徴。味噌ラーメンは日本蕎麦と違ってズルズル啜らず口の中でしっかり噛んで旨味を楽しんで欲しいと西山製麺の方も仰っており、麺にはスープごとに最適な長さというのが存在します。また、このタイプはやや硬めに茹でるのが定番です。
トッピングはInスープで、挽き肉とプリプリのバラスライスチャーシューが1枚。
生姜や豆板醤など、色々な味変も楽しめるバランス型の味噌ラーメンです。
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2021年03月23日
スープはゲンコツと比内地鶏のガラをベースに豚背脂をほんのり浮かべた、優しくもやや塩気の効いた醤油清湯。そこへ魚介の風味を加える出汁パックには鰹節粉の他に煮干も入っています。実店舗だと煮干は追い煮干で出汁を取るので、鰹&煮干の出汁パックは宅麺バージョンかな?一口飲んだだけで、口内に煮干と鰹の新鮮な香りと旨味がブワァ~っと広がる多賀野のスープがよく再現されています。
麺はフノリを練り込まれた緩縮れ角刃中細麺。ツルツルと滑らかで、モチモチとした弾力としなやかな歯切れの良さを併せ持っています。
付属トッピングはコリコリ食感に優しい甘味のメンマが数本と、チャーシューはホロホロに軟らかい焼きバラロールと弾力ある肩ロースが1枚ずつでどちらも薄口。
東京では言わずと知れた多賀野ですが、お取り寄せとなると地方の方がどんな反応を示すか、ちょっと興味あります。
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2021年03月17日
高座渋谷の店に2時間くらい並んで以来の、約20年振りの中村屋です。
スープは魚介の主張は昔と変わっておらず、食べ始めは和風出汁のように節と煮干と醤油のまろみが強く押し寄せ、最後のほうになると鶏の風味とカエシの甘みが感じられるようになるなど、温度と共に変化していきます。
麺は昔は小麦粉の風味を逃がさないように真空ミキサーで製粉した真空平打麺ってのを使っていましたが、本品はコリコリと歯応えの強い角刃細麺が使用されています。天空落としは家だとお湯が跳ねるのでやりません(笑)
付属トッピングは炙りチャーシューと鶏油が同梱になっていますが、チャーシューは低温調理なので、コツとしては40度くらいのぬるま湯で解凍し、チャーシューと鶏油を別々の容器に移し、鶏油はレンチンで熱々のサラサラにしてからスープに浮かべると、両素材の長所を失う事なく頂けます。
熱湯で湯煎すると低温調理が台無しになり、チャーシューから溶けた豚脂が鶏油に混ざるのでやめたほうがいいです。
といっても鶏油は豚と同梱のため既に純度が低くもったりしており、香りもあまり活かされていません。厚めの肩ロースチャーシューは香り穏やかで、味も強めに染みており、もっちりしっとり軟らかな食感です。
思い出補正は無しで、とにかくあっさりとした魚介香る昔ながらの醤油ラーメンといった感じです。当時は塩がウリだったから、あんまりピンと来なかったかも・・・。昔の中村屋で超絶並んだ経験をお持ちの方は、古き良き平成に想いを馳せつついかがでしょう(笑)
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2021年03月07日
とみ田の家系インスパイアは以前宅麺でも「とみ田家」として販売していましたが、こちらは豚骨にTOKYO-Xを使用しているので、以前とは味が異なっています。
スープはそのTOKYO-X特有の甘みとまろみが引き出されたトロトロ乳化豚骨で、あえて雑味も出したそうですが、それでも家系らしい雑味よりも上品さが勝っています。カエシも塩分濃い目ですが、醤油の旨味が強く、鶏油からも臭みのない芳醇な香りが立ち上っています。
麺は心の味の自家製短尺平打縮れ中太麺で、全体的なイメージこそ違えど食感は酒井のB麺に似たプリグチの弾力とほのかな甘み。
付属トッピングは板海苔とチャーシューのみなので、青菜とネギは各自で用意です。
チャーシューは煮豚ではなく直系を意識した燻製焼豚が2枚。部位はモモではなくバラブロックスライスを使っており、香ばしさとモチモチの噛み応えに脂身の甘みもプラス。Inスープでパックされているので、スープにも燻香が移っています。
家系の荒さやキレ、壱系亜流系のCPSとも違う、あくまで家系っぽく作った「家系インスパイア風のとみ田らしいラーメン」というイメージで、完コピ狙いというよりも家系に寄せた上でオリジナリティも感じさせる作りとなっています。
「じゃない感」はありますが、高級食材と技術力で家系を作ってみたらこうなった、という感じのハイソな家系風豚骨醤油ラーメンです。
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2021年03月01日
「富田食堂」として販売していた心の味のらぁ麺を、「とみ田」にブランド統一したようです。
なので内容もレビューも富田食堂と変わりはなく、スープは地鶏ベースにTOKYO-Xのガラと魚介を合わせたクリアな淡麗系醤油清湯で、つけ麺のような魚粉感はなく、醤油のキレと鶏油のコクが効いています。
麺は平打ち気味の中加水中細ストレート。滑らかでシルキーな食感と春よ恋特有の繊細な甘みが持ち味なので、硬めにせず、しっかり茹でるのがポイントです。
トッピングはコリコリの極太角材メンマと、チャーシューはアンデス高原豚を使った軟らかい大判厚切りバラロールが1枚。
ブランド名が変わっても、味と美味しさはそのまま変わりありません。
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2021年02月28日
スープは千里眼らしいまろやかなとろとろド乳化豚骨ですが、用心棒や千里眼よりも豚の「香り」がしっかりと出ています。
ヤサイを多目に乗せるとやや薄口あっさりになりますが、別袋のカラメと白アブラを好みの量だけヤサイの上からブーストすれば、自分好みの味にチューニング出来ます。
麺は自家製で、オーション使用の平打ち乱縮れ極太麺。太く短くゴツゴツぼそぼそとした暴れん坊ですが、千里眼の開化楼麺の頃よりも今の自家製麺のほうが個人的には好きです。千里眼でも6分以上茹でていた記憶がありますが、今回は4分茹でのバリカタボキボキにして楽しみました。
麺量は190gとインスパ系では少なめの部類ですが、一般的には結構なボリュームで、噛み応えもあるので満腹感は十分に得られます。
ブタは軟らかい厚切りバラロールが一枚。辛揚げは後乗せして、サクサクとしっとりの間くらいの状態になった頃合いが食べ時です。
祐三の実店舗は流石に未訪で、千里眼や用心棒でも冷やしばかりですが、スープは千里眼時代よりもややマイルドになった気がします。ガリマヨも使いたいのですが、ラーメンには合わないので、冷やしも出してくれると尚嬉しいです(笑)
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2021年02月23日
スープは豚星よりもやや乳化の進んだ微乳化タイプ。豚オンリーで骨粉も沈んでいますが、豚骨臭は大分抑えられており、甘味旨味は豚星以上富士丸未満くらいの中間レベル。多摩系の流れを汲む醤油のベタ感やコクも味わえますが、スープ量もスモジ並に少なく、小さめの丼だと麺の半分近くはスープに浸りません。
麺はストレート気味の平打太麺でオーション使用ですが、J系で一般的な低加水と違い、多加水寄りの中加水なので、ツルツルポクポクとした特徴的な食感となっています。茹で時間は指定通りの9~11分ボイルでデロ気味のヤワ麺にしたほうが再現度が高く、また麺本来の美味しさも引き出せますが、それでも麺はカタメしか勝たんという方は5分も茹でれば内部までα化するのでゴワ麺に仕上げられます。
付属トッピングは厚切りムチフワのバラロールとウデが1つずつで、味も食感もなかなかの神っぷり。
黒アブラが付いていない分、実店舗の再現性には今一歩及ばずですが、全般的にはやはり完成度が高いですね。これも間違いなく人気が出るでしょう。
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2021年02月23日
とら食堂インスパイアですが、スープは白河系と異なる鶏豚ダブルのあっさり醤油清湯で、旨味が強めです。
麺は白河系の面影を残した多加水の中太平打タイプ。自家製の手延べ麺で、手揉みも施されている為、ピロピロの縮れ感とムチムチの強い弾力を味わえます。
付属トッピングの薄スライスチャーシューは燻製との事ですが、モモ肉の割にしっとりした食感とマイルドな燻香から、多分冷燻だと思います。なので解凍は湯煎よりも常温かぬるま湯がお勧めです。メンマも3枚付いてきますが、ペラペラの薄切です。
味はシンプルですが、スープ、麺、具と全てにおいて相当手の込んだ一杯ですね。ただ二郎系や家系などのコッテリ系を求める方の期待には応えられないと思います。
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2021年02月06日
麺はうどんを意識したというエッジのたった多加水角刃極太麺。ツルツルとした麺肌と強烈なコシの強さで、噛むほどに麺自体の甘みも味わえます。冷やもりにする事でこの麺本来の風味と食感を余すことなく堪能できますが、特に味にこだわりがなければあつもりでもよいのかなと。
つけ汁は六厘舎に似たタイプのドロドロ濃厚トンギョで、まろやかな甘み旨味とかすかな酸味にピリッとした辛味もほんのり効いています。量はたっぷり大量にありますが、麺との絡みも抜群なので、ベッタリ浸して豪快に啜るような食べ方だと食べ終わる頃には殆ど無くなるかもしれません。自分は麺七分付けで余り啜りませんが、それでも半分近くは減ります。
付属トッピングは柚子ピールと、Inスープでサクサク極太角材メンマが2本に、チャーシューは弾力あるバラロールとしっとり軟らかい肩ロースのスライスが1枚ずつの計2枚。
店主はつるや(閉店)出身でスープは同系統ですが、とにかく麺が極上の自家製で、自分も大好きなお店です。最近は全然行けてなかったので、通販で頂けたのはとても有難いです(涙)
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2021年02月05日
麺はきしめんよりもやや厚みのある平打ちうどんで、讃岐や武蔵野のようなコシの強いタイプではなく、ツルツルピロピロとした滑らかな食感と喉越しが楽しめます。
甘辛い醤油ダレと軟らかい豚バラ煮、そこに卵黄も混ぜて頂くとまさにすき煮のような味わいとなり、一味のピリッとした刺激も甘めのタレと相性抜群です。
胃袋に余裕のある方は残ったタレに小ライスを投入すると〆の鍋雑炊風に美味しく頂けます。
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2021年02月05日
スープはアッサリ寄りの鶏白湯に白味噌ベースのタレを合わせ背脂を浮かべたややコテタイプですが、味噌感はやや弱く徳島産醤油の主張が強めで、デフォでもぼちぼち辛めです。
ただ付属の特製一味を加えると味噌感が一気に増し、コクのある辛旨ニンニク味噌ラーメンにガラっと味わいが変化します。
麺は中加水の緩ウェーブ中細麺で、量も多いため硬め茹ででもすぐにノビますが、麺自体に甘みがあるのでしっかり吸水してから本来の味を発揮するタイプです。
付属トッピングはホロホロに軟らかく香ばしい薄モモスライスチャーシューが5枚とシャキシャキの薄メンマ。
札幌味噌とはまた別タイプで、ますたにの醤油ラーメンのような三層感もありませんが、味噌ラーメンとしては個性的で、九条太葱をたっぷり加えて初めて完成する味わいとなっています。
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2021年01月31日
スープはサラリとした豚骨ベースで、白味噌ダレとにんにくをラードで炒めた香りが漂っています。また表面に浮いている脂身の粒は背脂ではなく、正しくはバラの脂を刻んだものですね。
麺はすみれが以前に使っていた森住製麺の多加水縮れ中麺で、コシが強くプリップリの食感。麺の長さ硬さ共にスープとの相性は抜群です。
付属トッピングは生姜おろし、片面をバーナーで香ばしく炙った厚めのバラロールチャーシュー1枚、歯応えのあるやや細目のメンマの3種。
という訳で詳しい方ならすぐにピンとくるであろう純すみ系スタイルですが、スープはマイルド寄りで、黒胡椒、赤唐辛子、花椒といったスパイスもうっすら効いており、オリジナルのアレンジ性も感じられます。
ただ純すみ系はスープ表面を覆うラードの温度が低いと再現度も低くなるので、スープを湯煎した後に鍋に移して沸かせるか、耐熱ボウルに移してレンチンするなど、ラードの層を熱々に加熱する事で、スープが最後まで冷めない純すみ系本来の味を再現出来ます。
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2021年01月30日
スープは数年前に品達で頂いた時は脂ギットリの超濃厚豚骨スープでしたが、こちらは鶏と昆布がベースのあっさりスープで、脂分は少なめでクドさもなく、味噌の風味を活かしたタイプでした。加賀味噌の甘みと粒感があり、野菜を乗せられるよう塩気は強めにされています。
麺はクチナシ色素で黄色がかった札幌タイプの角刃縮れ中太麺。馬鈴薯デンプンを配合したムチグチの食感で、札幌風らしく啜りやすい長さにカットされており、味噌スープとの相性は抜群です。
付属トッピングは鳴門巻き1枚と、豚バラ薄切り肉を香ばしくタレ焼きしたもので、ニンニクと黒胡椒がピリリと効いています。
塩気こそありますが味自体は優しく深みもあり、豚焼肉もあるので、ご飯片手に楽しめるタイプです。
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2021年01月30日
店主は板橋区蓮根にあったY'sというラーショ出身で、せんだいと同じ傍系に当たります(ちなみに成増のY'sは無関係です)。わいずの味も家系とは若干異なる豚骨の臭みも鶏油のクセもない亜流タイプで、ガラ濃度は非常に高いものの豚と鶏のバランスも取れており、口当たりはまろやか。カエシも濃口ながら醤油の角はなく、旨味がガッツリ効いています。
麺は三河屋製麺の平打ち中太麺。直系で使う麺とは異なる縮れたタイプで、カタメにも適したプリプリ食感。
付属トッピングは板海苔が3枚に、チャーシューは燻し焼きされた豚ロースが2枚と切り落としが2切れ。低温調理なので、40度くらいのぬるま湯で解凍するとドリップを防ぎフレッシュな燻香としっとりした食感を保ったまま戻せます。ただ昔よりも肉質が筋っぽかったかな。
Y'sは地元のお店でわいずも独立直後は足繁く通っていましたが、現在までに幾度となくマイナーチェンジが施されており、現在は旨味が強くシンプルに美味しいと感じられる味になっています。
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2021年01月24日
スープはまろやかな鶏清湯の中に白口煮干の甘みを感じる淡麗系。岩塩を使っているのか塩味はやや尖り気味で、ほんのりコハク酸の旨味も感じます。
麺は多加水平打ち中太ストレート。優しい甘みがあり、コシは弱めながらツルツルと滑らかな舌触り。
付属トッピングは噛み応えのある甘口の肩ロース焼豚が2枚。太めのメンマはInスープでシャキシャキの食感。
スープ自体はあっさりですが、大葉の香味油がやや青臭く、少々オイリーに感じました。
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2021年01月24日
スープはクリアに澄んだ角の無い清湯で、香ばしい焼きアゴなど煮干の風味がふくよかな丸鶏の旨味と鶏油に包まれて、独特の清涼感を醸し出しています。カエシの構造上、同店の醤油よりも魚介感は比較的に抑え目となっていますが、その分塩と昆布の旨味を力強く感じ取る事が出来ます。
麺は自家製の超多加水手もみ強縮れ中太麺。モチピロの瑞々しい食感と甘みがあり、実店舗では40秒程度であげられていると伺いました。
付属トッピングはしっかりと下味が施されたホロホロの肩バラチャーシュースライスと、そのタレで味付けされたシャキシャキの薄切メンマ。
カエシ、スープ、麺と全体的にパワフルかつデリケートに組み合わされており、一杯としてのまとまりと一体感はまさに非凡。ただ各食材の持ち味を活かした構成になっているので、濃口こってりが好みな方だと理解し辛い味かもしれません。
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2021年01月10日
スープは塩気がキリッと強めで、二枚貝のエグみが出るギリギリ直前まで抽出されていますが、貝類の旨味成分であるコハク酸は他の旨味成分との相乗効果はないので、魚類と昆布の重なった旨味とは独立して感じられるようになっています。
ちなみにホンビノスは近年になって千葉を中心に主に関東圏で流通されるようになった安価な二枚貝なので、ホンビノス貝の出汁が~といっても地方の方はピンと来ないと思いますが、味的にはハマグリやアサリと似ています。
また煮干も上品に香っていますが、スープ表面には香味油が張られているので、一口目はややオイリーに感じるかもしれません。
麺は醤油と同じ自家製の多加水縮れ平打手もみ麺で、硬めだとスープとの一体感に乏しかったので、今回はやや長めに5分茹でましたが、それでもグッチリと強い食感が残りました。塩に関しては移転前の中細麺のほうが合っていた気がします。
本品も醤油同様にかけ仕様なので付属トッピングはありませんが、とものもとはトッピングとのバランス感も秀逸なので、かけだとやや魅力に欠け、味が良いだけに商品としては勿体無い気がします。なお自分で追加するとすれば、あおさとワンタンが好相性です。
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スープは大和肉鶏の丸鶏とガラからとった、クリアで厚みのある淡麗清湯。鶏油は塩そばよりも小匙1杯分ほど多く、カエシからはたまり醤油と再仕込醤油特有の濃厚な甘味が感じられ、スープに更なる深みとコクを与えています。
麺は加水率やや高めの角刃中細ストレート。しなやかでプリプリの食感に、とみ田の麺に似た甘味。心の味粉も使ってるのかな?
トッピングはInスープで、鶏モモチャーシューが2枚。塩そばよりも厚めのスライスで、プリプリと軟らかく、タレにもしっかりと漬け込まれています。
とにかくカエシと鶏清湯のバランスが絶妙で、上品ながらも味覚を攻めてくる感じの、魅力溢れる旨味凝縮スープとなっています。