「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全585件のレビュー中 151-175件目


2023年06月19日

スープは鶏ベースのまろやかな醤油清湯で、後味に鴨の風味がフワッと抜けてゆきます。
麺は中力粉中心の超多加水超極太熟成手打ち手揉み縮れ麺。
讃岐うどん店で教わったという麺は、まさに讃岐うどんを彷彿とさせる
瑞々しくツルッツルの滑らかな舌触りと、モッチモチの強いコシが特徴的。
付属トッピングは昆布の淡い旨味が詰まった座布団メンマ2枚、
吊るし焼きバラチャーシュースライスと低温調理のしっとり肩ローススライスが計4枚。
一応麺が主役ではありますが、スープもトッピングも決して脇役に収まらないクオリティで、
全体的に非常にレベルが高く、各々が個性的な一杯となっています。

1

2023年06月19日

スープは新得地鶏ベースで、香り高い鶏油に加え、細かい豚背脂粒もほんのり浮かべてあり、あらゆる素材の旨味が幾つも重ねられています。
醤油も風味が良く、淡麗でいながらもどっしりとした厚みがあります。
ちなみに背脂には希少な十勝ロイヤルマンガリッツァを使用しているそうです。
麺は平打中太ストレート。噛むほどに口内に広がる風味と甘味、
滑らかな麺肌にしなやかなコシとプリップリの弾力性。
それでいてスープと麺がお互いを引き立て合う抜群のコンビネーションをみせています。
付属トッピングはメンマとレアチャーシュー2種。モモのほうはオールウェイズ製かな?
バラロールは脂身がかなりジューシーで、赤身部分からは噛むと濃厚な旨味が溢れ出てきます。
いずれも熱湯湯煎厳禁です、必ずぬるま湯か流水での解凍を。
個人的には今回のイベントで1番刺さった一杯で、両店の豊富な引き出しを掛け合わせたような、掛け値なしの極上コラボ品でした。

2

2023年06月19日

スープは現在の本店のしょうゆらぁ麺に似た淡色ですが、塩分は若干控え目。
醤油のエッジも優しく、鶏中心ながら濃厚なコハク酸の旨味も凝縮されていて、
非常に複雑な構成でいつつも絶妙なまとまりをみせています。
全粒粉入りの麺は抜群の風味と甘みが詰まっており、食感は滑らかで、
シルキーな舌触りともっちりとした弾力が備わっています。
本店ともまた違うタイプですが、この麺相当ヤバいですね。
付属トッピングは低温調理のローススライスと、甘い脂がジューシーに溢れ出るバラロールが1枚ずつに、食感の異なる2本のメンマ。
どれも熱湯湯煎厳禁です、必ずぬるま湯か流水での解凍を。
味自体は今の本店の醤油らぁめんよりもカエシがまろやかに感じられ、個人的にはこちらのほうが好みでした。
そして何と言っても麺が超極上の逸品です。決して硬めにせず、時間通りにしっかりと茹でましょう。

2

2023年06月19日

つけ汁は魚粉に頼らず節の風味をグッと押し出した濃厚豚骨魚介。
麺は濃厚な甘みと強いコシとモチモチの弾力を持ち合わせた角刃極太ストレート。
最初にスダチと塩で頂くと、より麺の甘みが引き立って感じられます。
付属トッピングはしっとり柔らかい低温調理の内モモチャーシュー1枚、
香ばしく吊るし焼きされた肩ロースチャーシュー1枚、やや甘めで節の香る座布団メンマが2枚。
全体的に若干冷凍の影響を感じましたが、本店の雰囲気は感じられると思います。

2

2023年06月19日

タレは豚骨の香りが立ち昇る富士丸の濃厚スープとカエシをベースとした汁なしスタイル。
そこに富士丸の麺を合わせ、ブタ、ブタカスアブラ、揚げエシャロット、魚粉を自由にトッピングします。
極悪汁はTOKYO-Xを使ったとみ田本店製純豚骨スープの塩分濃度2.5%超バージョンというショッパー仕様で、
麺に直接かけたり混ぜたりつけ麺のようにしたりと使い方は色々。
オイリーでやや大味な油そばにキリッと鋭いアクセントを与えてくれる、新感覚の味変アイテムとなっています。
極悪という名の通り、健康診断の前に食べたら絶対ダメな商品というのが一口で分かります(笑)が、
それでもまだ攻めるのであれば、マヨネーズをかけたり、
ライスを用意してブタカスアブラ丼を作ったりすると更なる背徳感を味わえます。
ただ本品のブタカスアブラにはほぐし豚が入っておらず、普通の味付アブラとなっていました。

6

2023年05月28日

スープはキレと熟成感のある赤色中辛味噌、いわゆる北海道味噌が味のベースを担っており、トッピングの麻婆春雨はニンニクと辛味が効いています。
夢の大地ブランドの四元豚を使った豚挽肉はグレインフェッド特有の甘味があり、春雨もプリプリとした弾力が心地良く、一品料理としても成立する本格仕様です。
麺は緩く捻じれた札幌スタイルの多加水角刃中太麺。
ゆめちからの特徴であるモチモチとしたコシのあるツルシコ食感で、伸びにくく、噛み応えの強さは森住にも似ています。
付属のニンニク味噌はニンニク自体の辛味と香りが良く、スープをよりコク深い味わいに変化させます。
ライスとの相性も抜群ですが、塩分濃度は2.5%以上と二郎系に近い濃さなので、気になる方はご注意を。

5

2023年05月14日

数年前に池袋店で頂いて以来でした。
話題になりつつある頃の秦野で頂いた時の一杯のような暴れっぷりは無く、綺麗にまとまった味となりましたが、
非常に安定感のある洗練されたラーメンになったと思います。
経営が代わった今後のなんつッ亭にも注目しています。

6

2023年05月11日

スープは動物系の乳化スープと煮干を合わせたセメントタイプのニボニボ。
モミジのトロみと背黒の苦味と濃口醤油によるパンチの効いた味わいで、
スープは粘度がある分塩味もガツンと感じられますが、塩分濃度自体は約1.0%と意外と低めです。
ただ実店舗はかなり塩辛かった印象なので、宅麺用に食べやすく調整してあるのかもしれません。

麺はボキパツの低加水中細ストレート。
このタイプのスープには麺は硬め茹でが好相性とされています。

付属トッピングは低温調理の肩ローススライスチャーシューが1枚。
やや厚めのしっかりとした弾力で、スープの風味を崩さないナチュラルな味付けとなっています。

4

2023年04月17日

スープは微乳化で液状背脂が浮かんでいますが、実店舗で頂いた時はもう少し乳化が進んでいました。
旨じょっぱくてコクも深く、無料トッピングの大粒味付アブラと、燻香が個性的な味付うずら1個もスープにInされています。
麺は低加水緩縮れ平打太麺。二郎系では平均的な太さですが、厚みもあり、開店当初よりも強さが増しています。
量も350gと宅麺のラーメンでもトップクラスのボリューム。
平たくパックされており、茹でる際に解れやすいよう配慮がなされています。
ブタは1センチ厚のバラロールが2つで、こちらもスープに予め入れられています。
店主は直系出身ですが、味は出自の桜台とは違い、インスパ系らしい独自色のあるものとなっています。

7

2023年04月17日

通常メニューより約150円強ほど安いですが、メンマと魚粉は付かず、バラロールチャーシューは1枚に減り、麺量もやや少なくなった特別仕様となっています。
逆に通常メニューは150円チョイでこれだけのトッピングが付けられていると思うと、そっちのサービスのほうがむしろ凄く感じますね笑
そして何と言ってもスープに少々入れられたほぐしチャーシューが良い仕事をしており、ネギとモヤシをたっぷり乗せればボリュームは充分。
業界全体で値上げが著しい中、このサービス価格は本当に感謝しかないです。

3

2023年04月17日

スープは表面にたっぷりの液状背脂と細かい背脂粒が浮かび、ジャンクで骨太な非とら系白河スープに背黒煮干を加えたイメージ。
ベースの豚骨がどっしりとしており、醤油のキレというか塩味自体が強く、にぼ二郎とも燕背脂系とも取れるタイプ。
麺は燕系らしい平打のうねり極太麺。手綱の通常麺よりもやや太く、そして強く、湯で時間4〜5分と記載されていますが、5分でも芯の残る蓮爾みたいなボキボキ麺になりました。
麺の味とコシの強さを引き出したい方、お腹の弱い方は8分くらいしっかりと茹でたほうがよいかもです。
トッピングはInスープで、醤油ダレの染みた豚バラロールスライスが2枚。
ムチムチの弾力で、煮干風味を吸い込んでいます。
以前限定で出していた時とは少々違ったチューニングのようで、またフレッシュな感覚で楽しめました。
塩分濃度は2%超と普通のラーメンの倍くらいあるので、モヤシが好きな方は乗せるのもよさそうですね。

7

2023年04月17日

タレはポン酢によるキリリとフルーティな酸味を中心に、旨味とラードのコクが全体をまとめています。
ジャンルとしては汁なしというより油そばです。
混ぜ方が少なくタレがシャバシャバに残った状態だと酸味も強く効きますが、
しっかり混ぜてタレと油をトロトロに乳化させると旨味と調和して酸味がまろやかになります。
麺は平打ストレート太麺で、一般的な二郎系の中では比較的加水率が高めのツルツルモチモチとした食感。
麺を水で洗うと冷やし中華スタイルになりますが、麺を冷やし過ぎると油が固まりニンニクも辛くなるので温度に注意です。
付属トッピングのブタは二郎系ではやや薄めのバラロールスライス2枚、フライドオニオン、辛味の少ない韓国産唐辛子。
トッピングは白ネギがよく合いますが、一般的な汁なしと違いヤサイや生卵は味がボケるため実店舗でも乗せられません。
ポン酢の酸味を純粋に楽しみましょう。

4

2023年04月17日

タレは汁なしといってもラーメンの乳化スープが使われているものと違い、醤油ダレとラードを混ぜ合わせて頂く油そばタイプで、コクと旨味と黒胡椒のピリッとした刺激が効いた比較的オーソドックスな味わい。
麺は平打ストレート太麺で、一般的な二郎系の中では比較的加水率が高めのツルツルモチモチとした食感。
付属トッピングのブタは二郎系ではやや薄めのバラロールスライス2枚、フライドオニオン、鰹節。
他のインスパ系汁なしほど塩分濃度は高くなく、トッピングのヤサイはF系らしく茹でキャベツのみを乗せる前提とした濃さとなっていますが、モヤシも乗せたい方はご自由にといったところです。

1

2023年04月17日

スープはややとろりとした豚ベースの動物系白湯。しっかりと乳化した油分からはバラ脂っぽい旨味と香りが感じられます。
ゼラチン質も溶け出したコラーゲンたっぷりのまろやかな口当たりで、塩味、旨味、甘味も各々調和しています。
麺は中加水のもちもち角刃中太ストレートで、スープとのバランス、絡みも上々。
付属トッピングは茎と穂先の繋がった1本メンマ、厚めにスライスされた肩ロースのレアチャーシュー2枚。
低温調理なので流水解凍するとよいです。熱湯湯煎してしまうと味も香りも崩れて調理ミスします。
豚骨はガラ粉が沈むくらい力強く煮込まれていますが、風味を残しつつ臭みはしっかりと消されています。
鶏の出汁もしっかりと出ていますが、家系とはまた違ったタイプの、まろやか中濃な関東風豚骨醤油ですね。

1

2023年03月27日

タレはちばからの乳化スープをベースにラー油を加えた甘旨辛のバランス型。
そこにちばから麺と材木カットのブタを加えてあります。

再現調理するならたっぷりのネギと温泉卵は必須、
またほうれん草、海苔、刻み玉ねぎ、チーズなどもよく合います。

フォーマットとしては、「油そば」ではなく「汁なし」ですね。
ブタは宅麺CK製の別商品と違って出来が良く、総合的に見ても美味しかったのですが、
6年前に市原本店で頂いたものと比べると旨味のインパクトと出汁感がやや弱く、特に麺には明らかな違和感を覚えました。
ただ、冷凍用に色々変えているのかもしれませんね。

0

2023年03月27日

スープはスタイル的にはオーソドックスな醤油清湯で、構成自体も鶏と豚と水といった超シンプルなものですが、
ゼラチン質がしっかり溶け出している事で非常にコク深く、またカエシにも色々な仕掛けが施されており、
やや多めのラードと相まって重厚感のある味わいとなっています。

麺は中加水の角刃縮れ中細麺。
ハナマンテンの強いコシとプリプリの弾力がスープとバランス良く調和しています。

トッピングは絶妙なミディアム食感のメンマと、しっとり柔らかく程よい弾力の厚スライスチャーシューが2枚。

出汁そばも充分美味しいのですが、ハンクラといえばやはりパレットがフラッグシップだと思うので、
出来れば肉々しいヤツも出してもらえると全国の皆さんも大喜びすると思います笑

10

2023年03月20日

スープは禅のベースとなる鶏と野菜の白湯に豚骨を強く効かせたド乳化タイプ。
背脂粒も浮いたまろやかな味ながら、グルの旨味がかなり強く、塩分濃度計も二郎系標準値を軽く超える結構な数値を出していました。

麺は全粒粉入りの中加水角刃中太ストレート。ワイド型の緩ウェーブで、インスパ系では珍しい細さ。
モチモチとしていますが、量が多い分中盤以降はヤワめになります。
美味しい麺ですが、相性的には鶏白湯向けで、一般的なインスパ系とは別のタイプですね。

ブタはしっとり香ばしい豚バラロール3枚。薄めのスライスなので、ブタというより普通にチャーシューです。

一応インスパのG系(ガッツリ系)ではありますが、スープにせよ麺にせよブタにせよJ系(二郎系)とは完全別タイプなので、二郎っぽさは期待せずに、禅ベースのオリジナルとして楽しむのがよいと思います。

3

2023年03月20日

スープはややオイリーでとろりと濃厚な動物魚介。比内地鶏の特長である脂の甘味と旨味の強さがつじ田の個性としても表れています。

麺は三河屋製麺の、コシの強い多加水角刃太ストレート。

付属トッピングはしっかりと醤油ダレの染み込んだ香ばしい肩ロースチャーシュースライス1枚と、甘みとコクのあるシャキシャキ食感のメンマ。
かぼす果汁と原了郭の黒七味はスープに入れず麺にかけるのがつじ田スタイルです。
麺に直接加える事で、香ばしさに加え味を引き締めると共に、麺自体の甘味も引き出してくれます。

宅麺内では銀座いし井がつじ田出身なので、いし井がお好きな方なら間違いないと思います。

10

2023年03月20日

スープは鶏のクセや繊細な匂いまでも全て凝縮した極濃鶏白湯。
ゼラチン質によるまったりとした口当たりで、まろやかながら塩味酸味もキリッと通っており、幾通りもの様々な旨味が飽和状態となっています。
鶏油はトリュフオイルがほんのり香る上質なコク深さで、ラーメンとしての形を崩す事なく鶏の風味と調和しています。

麺はもちもちなめらかな角刃中細ストレート。春よ恋の特長が詰まった、甘みのある超絶品。個人的にはこの麺のクオリティに一番驚きました。

全体的には、とみ田らしいけどとみ田らしくもなく、蔦っぽいけど蔦っぽくもない、味の多様性を持った逸品だと思います。

黒王と天草大王は私も好んでよく使っていますが、各々の特長である風味、甘味、旨味の深さがとても解りやすく抽出されています。

1

2023年03月06日

スープは鶏ベースのあっさり醤油清湯。再仕込み醤油の深い黒みが特徴的で、コク、旨味、酸味が綺麗に調和した、非常に柔らかくまろやかな味わい。
ここに鶏油を浮かべると芳醇な香りが立ち上り、キラキラと輝く美しい色合いが完成されます。
またここのスープはEVオリーブオイルとの相性も抜群で、小さじ1杯ほど加えるとより高い香りとコクが生まれます。

麺は麺屋棣鄂の角刃中細ストレート。
細さや長さも緻密に計算された特注麺となっており、加水率はやや低めで、小麦感が強く、しなやかで存在感のある歯触り。
またスープをしっかりと吸い上げる事により、色と味が徐々に変化してゆきます。

付属トッピングはしっとり瑞々しい鶏むねレアチャーとすっきり爽やかな味わいの穂先メンマ。鶏肉は低温調理なので、湯煎せずに体温以下のぬるま湯でゆっくり解凍するとよいです。

スープもトッピングも実店舗とやや異なる冷凍仕様でしたが、それでもお店のイメージは充分に感じられると思います。
お気に召した方は是非実店舗に行かれてみて下さい、実物の完成度の高さに驚くと思います。

3

2023年01月30日

スープは味噌ダレとスタ満の非乳化豚骨を合わせた、コッテリかつキレのある濃厚味噌味。
付属のアブラは唐辛子とニンニクの効いたほぐし豚入りのピリ辛背脂となっています。
麺は二郎ライクな低加水平打極太麺で、うねりの強いゴワムチ食感。
具は角切りの豚バラ肉、ニラ、玉葱、ニンニクがスープと1:1くらいのボリュームで入っており、
豚バラはチャーシューのような軟らかいタイプではなく、噛み応えのあるブリッブリ食感にされています。
具はおかず、麺もおかず、味噌スープは汁物になるので、あとはご飯と生卵を用意すれば一汁三菜の定食の出来上がりです。
ネギ、海苔、ニンニク、生姜、唐辛子、胡椒、花山椒など好みのトッピングも用意して、自分の好きなように頂きましょう。
私は今回は狭山ヶ丘分店の笑店スタ満を意識して、温豆腐を入れてみました。メチャ合いました(笑)

2

2023年01月27日

タレは醤油のキレと液状背脂と黒胡椒の効いたパンチのある濃厚甘辛味。
味は店主出身の二郎横浜関内譲りですが、こちらのお店では麺とタレを予め混ぜてからトッピングを乗せているようです。
麺はオーション使用でうねりのある自家製低加水平打太麺。
太さは二郎標準くらいですが、ゴワポキの食感で、以前よりもパワフル。
ラーメンよりも長めに茹でてモチ感を出すと、よりタレとの絡みが良くなります。
付属トッピングは神豚と呼ばれるフワホロの極厚バラロールが2枚とフライドオニオン。背脂塊も欲しかった。
味もスタイルも元祖汁なしの横浜関内を踏襲しているので、ヤサイや卵黄以外にも紅生姜、ニラキムチ、白髪ネギ、干海老、トロロ、納豆、粉チーズ、カレー粉、マヨ、ラー油、酢など、お好みの追加トッピングや調味料が楽しめると思います。

6

2023年01月27日

スープは店主出身の横浜関内譲りの甘旨乳化豚骨醤油で、液状背脂も浮いており、豚の旨味と生姜の効いたド濃厚な味わい。
初心者さんはしょっぱく感じるかもしれませんが、二郎直系系列では普通レベルの塩分です。
そもそも二郎は塩辛くて当たり前の食べ物なので、ヤサイは最低限乗せましょう。
麺はオーション使用でうねりのある自家製低加水平打太麺。
太さは二郎標準くらいですが、ゴワポキの食感で、以前よりもパワフル。
スープとの絡みと吸い上げも良く、全てが抜群の逸品。
ブタはスープと別包で、神豚と呼ばれるフワホロの極厚バラロールが2枚。
スープに浸して水分を吸収させるとより実店舗同様のフワホロ食感が再現出来ます。
またヤサイもシャキ茹でにすると実店舗の再現度が増します。
オープン当時は横浜関内によく似ていましたが、現在はより濃厚なイメージになっています。
ここはアブラ増しの背脂塊も美味しいので付いてこないのは残念でしたが、全体的には文句無しです。

3

2023年01月27日

マフグの身はトラフグ以上の甘味がある事でも有名で、筋肉質のプリプリふんわりとした弾力も魅力の1つです。
噛めば噛むほど甘味と旨味が溢れ出るので、じっくり噛んで余す事なく味わいましょう。
またラーメン然とするように敢えて濁りを出したという軽い白濁色のスープは、出汁としては節や煮干のような分かりやすい磯の風味こそありませんが、
他の白身魚よりもイノシン酸とグルタミン酸の旨味成分が多く、ゼラチン質が溶け出したまろやかな口当たりも特徴的です。
ここに羅臼昆布も加えた上品で濃厚な旨味が味の中心を担っています。
麺はくろ㐂お馴染みの瑞々しいツルモチ手もみ中太麺。
啜りやすく噛みやすい最適な長さにカットされているので、こちらもしっかり噛んで麺自体の味を堪能します。
麺が終わったらご飯を少し加えて雑炊に。このスープを残してしまうのは勿体ないです。
フグ出汁のラーメンは今や珍しくもなく色々なお店で頂きましたが、
フグの種類や組み合わせ、炊き方、使うカエシなどで同じフグのスープでもガラっと味が変わってくるので、
機会があれば色々と食べ歩いてみるのも楽しいと思います。

0