Tokyo Style Noodle ほたて日和「帆立の昆布水つけ麺(白) 〜北海道猿払村産帆立使用〜」すべてのレビュー

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2024年10月16日

本品は麺、スープ、昆布水、豚肩ロースの低温調理レアチャーシュー、細切りメンマ、鰹塩、カルパッチョ用ソース、ほたて貝柱が1つ1つポーション分けされています。
再現度は作り手次第となっていますので、チラシ裏面の調理方法と店主アドバイスをしっかり読み、正確に倣って作りましょう。
 
【解凍注意】冷蔵解凍or流水解凍が幾つかありますので、頂く前日から調理方法の確認と準備を始めておくとよいです。
 
 
まず味の方ですが、スープは帆立のまろやかで濃厚な甘味旨味が飽和状態となっており、
まさに帆立三昧というかパラダイスというかお祭り騒ぎで、口内が帆立と口福感で完全に満たされます。
 
麺は三河屋製麺の全粒粉入り多加水角刃平打中太ストレート。
春よ恋の瑞々しい甘味、モチプリの弾力、ツルツルとした喉越しと舌触りが特徴的で、昆布水により旨味と口当たりの良さが更に上乗せされます。
 
付属トッピングはチャーシューやメンマの他に帆立のカルパッチョや鰹塩などのアイテムが付いてきますので、店主アドバイスの順序通りに頂きましょう。
まずは帆立カルパッチョからです。そこから魅惑のホタテ天国への旅がスタートします。
 
 
なお本品は宅麺CK製ですが、及川店主が浜松の工場で直接製造に携わったそうで、再現度は申し分ないと思います。
 
私も数日前に実店舗へ伺っており、舌が鮮明に記憶した状態で宅麺を頂きましたが、実店舗と遜色ないクオリティの高さに驚きました。
余程の常連客でもない限りは実物との判別は難しいレベルのリンク感ですが、もし商品の味に違和感を覚えるようでしたら、
商品自体は問題ありませんので、麺の茹で方、盛り付け方、追加トッピングなど、ご家庭での作り方に気をつけて丁寧に行ってみて下さい。
 
特に麺茹では麺重量の10倍量の軟水を沸かし、菜箸などで触れ過ぎず、湯切りも洗いも麺を傷付けないよう優しく行うだけで、ラーメン・つけ麺の味は全く変わってきます。
 
 
ちなみに麺を昆布水に浸す理由をご存知ないというつけ麺初心者さん向けに簡単に説明しますと、
まずつけ麺の麺を昆布水に浸す手法は、相模原にあった69'N'ROLL ONE(現ロックンビリーS1@尼崎)店主の嶋崎さんが考案したものと言われており、
細麺だと麺同士がくっつきやすい&絡まりやすいため、その解消目的でこのアイデアが生み出されました。
 
また昆布に多く含まれる旨味成分のグルタミン酸と、動物系及び魚介系に多く含まれる旨味成分のイノシン酸が交わる事で、旨味の相乗効果が生まれ、
かつ海藻類に含まれるヌメリ成分のフコイダンのトロみが麺をコーティングする事で、麺が細くても伸びにくくなる、という付加メリットもあります。
 
つけ麺というと大勝軒や六厘舎のイメージから太麺がスタンダードと勘違いされる方もいますが、淡麗系では中太〜細麺のほうが寧ろオーソドックスで、
細麺のつけ麺に昆布水を用いるのもこういった明確な目的があり、現在では人気ジャンルの1つとして広く定着しています。

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