元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2024年06月20日

スープは穏やかな動物ベースにすっきりとした酸味と辛味と爽やかな麻味(痺れ)を効かせた醤油清湯。
商品名は酸辣湯麺ですが、片栗粉や溶き卵は使われておらず、ピリ辛の辣油からは花椒や八角などのスパイスが香り、
榮林のような元祖系とは異なる、酸辣湯と麻辣湯を組み合わせたようなタイプとなっています。
 
麺は強力粉と中力粉を配合した自家製の中加水角刃細ストレート。
スープの酸味辣味を引き立てる甘味と、しなやかでプリプリコリコリとした食感が特徴的。
大盛りのボリュームで、食べ応えも抜群です。
 
付属トッピングは胡麻油で炒めた細切りの筍とレア気味の肩ロースチャーシュースライスが1.5枚。
チャーシューは厚めの大判で、こちらも食べ応え満点。
しっとり軟かな仕上がりなので、湯煎はせずに流水解凍して、熱々のスープに浮かべて徐々に熱を通すと再現度が高くなります。
 
今春の小山のイベントで提供していた麻酢湯麺(酸辣湯麺オマージュ)に調整が加えられた宅麺CK製の再現商品ですね。
ただ小山で頂いた実物よりも酸味がやや抑え目で、万人向きの味にレシピ化されたようです。
また塩分濃度は約1.8%と少々高めで、追加のトッピングもしっかりと受け止めてくれます。
ワカメとパクチーは相性抜群なので、お好きな方はガッツリ用意しておきましょう。
 
四川料理店で職人をしていた頃、賄いで酸辣汤に麻辣醤や糟辣椒を加え、油条を浸して食べていた時の懐かしい味を思い出しました。
もしスープが残ったら、ライスとネギや溶き卵なども追加し、ひと煮立ちさせて雑炊にしても美味しく頂けると思います。

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