2025年01月15日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。
2025年01月15日
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スープは牛ではなく鶏ガラと貝出汁がベースの無化調塩清湯で、二枚貝のコハク酸がアミノ酸とは別にスッキリと立っているのが感じられます。
塩分濃度は約2.0%と高めながら塩味は丸みがあり、あっさりとしつつも香味油が適度なコクを与えています。
麺は自家製の加水率低めな角刃極細ストレートですが、冷凍の影響で若干曲ったクセが付いているようです。
長浜や博多ラーメンの麺と同じ切刃番手の極細麺で、石臼挽きによるフレッシュな小麦感、ザラっとした麺肌と歯切れのよいコリパツの食感が噛むほどに楽しめます。
素敵ですねこの麺。実店舗未食なので、冷凍前のフレッシュな実物を頂いてみたかった。
付属トッピングは牛タンの極薄スライスが約30g。ムチムチのしっかりとした弾力で、醤油漬けの適度な味付けが施されています。
仙台牛タンや焼肉屋のタン塩とは部位も調理法も異なっており、そういった牛タンのイメージとは味も食感も別物となりますが、
こちらはタン先の硬い部位なので、厚みがあると逆に食べづらくなるため、このくらいの極薄スライスが丁度良く、見た目以上に食べ応えがあります。
メンマは細切りのコリシャキ食感で淡めの味付け、あとはニンニクの香る旨味ねぎダレと甘酸っぱいレモンマリネが少々。
薬味類はスープにはほぼ干渉しない程度の少量ですが、牛タンの風味付けとして重宝します。
牛タントッピングにインパクトがありますが、ラーメンとしては貝と鶏の優しく香る無化調あっさり塩味というのが骨子になっており、
個人的には牛タンよりも麺の美味しさに心惹かれました。
ただ麺の細さと加水率の関係から冷凍による乾燥を余計に受けやすいタイプで、ボロボロと切れやすくなっている為、届いたらなる早で頂いたほうがよいと思います。
熱湯は必ず2L以上用意し、麺を冷凍状態のまま投入し、麺が切れないよう優しく手早く茹でましょう。