元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2025年01月15日

本品は最初に麺とカエシを和え、カレーをかけ、最後に全体を混ぜ合わせて頂くというオリジナルの調理プロセスとなっています。
 
まず麺は六等星の自家製極太平打麺で、六等星らしいムチプリの強いコシと滑らかな麺肌。
こちらに醤油返しを汁気がなくなるまでよく混ぜ合わせると、返しの甘酸っぱさがモッチリとした麺と相まって、みたらしを感じさせるような味わいに仕上がります。
 
カレーは吉田カレーらしいトマトとバナナのフルーティな甘口で、クミン、コリアンダー、ターメリックなどのスパイス達がフレッシュに香ります。
味付けは塩分と油分が控え目で後味はあっさりしており、食材自体の旨味で食べさせるタイプ。
麺、カレーともに全体感として甘味が強めですが、甘味以外にもスッキリとした酸味とヒリヒリと刺すような辛さがあり、具材にはホロホロと崩れる骨付きの鶏手羽元が2本入っています。
個人的にはやはり吉田カレーなのでキーマも欲しかったかも。
 
付属トッピングはズッシリと重量感のある豚バラ肉の厚切りチャーシューが3枚で、味付けはやや淡めですが、肉の旨味をしっかりと感じられるブリブリの噛み応え。
 
これらを混ぜ合わせて頂くのですが、濃厚スープをしっかりと受け止める六等星の麺らしく、スパイシーでフルーティな無化調カレーとも相性は抜群で、
カレーにガッチリと絡むよう形状も考えられており、一般的なカレーラーメンとは一線を画す、ある種の化学反応を起こしたかのような新感覚のフュージョン料理に仕上がっていると思います。
ただ税込3,154円+送料という価格についてはコスパの感じ方が人それぞれあるかもしれません。

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