2025年01月08日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。
2025年01月08日
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スープはクリアに澄んだ鶏ベースの淡麗醤油清湯。
濁りは一切なく、無化調ながら鶏肉の濃厚な旨味があり、やや多めの芳醇な鶏油も相まってあっさりながらコクのある味わい。
塩分濃度約2.3%、Brix値約7.2%と味は濃い目で、甘みと奥行きを感じるブレンド醤油の余韻がじんわりと続いてゆきます。
麺は三河屋製麺のスクエア型角刃中細ストレート。
小麦の甘みが噛むほどに伝わり、しなやかでスープの吸い上げも良く、序盤はプリコリの強い弾力ながら、後半は一体感の増したモチフワの食感に変化します。
付属トッピングは鶏チャーシュー2種で、香ばしくローストされたほんのりスモーキーな鶏モモ肉と、ブラックペッパーの香るしっとりとした低温調理の鶏ムネ肉が1枚ずつ。
どちらも厚切りで食べ応えがあり、スパイシーながらスープの邪魔をする事なく、程良いアクセントとして機能してくれます。
また咀嚼する事により口の中に風味の余韻を残すので、スープ自体の味を変えずに口内のみで味変の役割を果たすのも面白いところです。
特にモモ肉のほうは皮がトロっと、身はプリっとジューシーで、お酒のアテやご飯のお供としても重宝します。
全体的には冷凍の影響か実店舗とは若干の差を感じましたが、神奈川淡麗系ならではのすっきりとした深みと旨味の調和、
何より醤油返しの素晴らしいコクと香りは存分に堪能出来る一杯だと思います。