元料理人で現コンサルなラヲタ

40代/男性

・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。

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2025年01月08日

スープは店主出自の蓮爾登戸店に似た、豚の肉から出汁がしっかりと出た甘口の豚醤油。
タイプとしては非〜微乳化で、スタート時点ではほぼ乳化していませんが、次第に麺のデンプンが溶け出し、食べながら乳化が進んでゆきます。
塩分濃度は約2.6%と結構高めですが、同じ登戸店出身で宅麺販売もされているMEN YARD FIGHTよりBrix値は低く、パンチはあれど塩味甘味旨味に適度なバランス感をみせています。
 
麺も蓮爾系ならではの自家製低加水角刃平打超極太オーション麺ですが、登戸よりも微妙にスリムで、食感にも多少の違いがあり、
芯の残った生煮えのボキボキ感はあるものの、麺外周にはモチフワの弾力も感じられます。
今回は指定の4分、5分、6分と三通りの茹で時間を試してみましたが、最短の4分でも実店舗で頂いた時より個人的には食べやすい印象でした。
現在のゼンゼンにはハリボーという極硬仕様もあるそうですが、これ以上硬くするのは実店舗経験が豊富な蓮爾マニア以外にはお勧め出来ません笑
 
ブタはInスープで、しっとりホロホロに煮られたウデ肉が2つ。
背脂粒もInスープなので、ヤサイの上にトッピングしたい場合は事前にサルベージしておきましょう。
 
ゼンゼンもMEN YARD FIGHTも蓮爾登戸系のスープは甘じょっぱい濃口が特徴なので、麺やブタとの味のバランスを取る上でもヤサイは最低限乗せたほうがよいです。
 
麺は蓮爾系らしくマニアックな太さと硬さが持ち味のかなり特殊なタイプですが、自分好みの硬さに自由に茹でられるのも冷凍通販のメリットだと思うので、
茹でながら何度か硬さを確認しつつ、各々お好きなタイミングで上げればよいと思います。
ただ硬いからといってあまり長く茹でると麺表面がドロドロと溶けてゆくので注意です。

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