2024年11月20日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。
2024年11月20日
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スープは水鶏系のクリアに澄んだ淡麗塩清湯で、バターのような濃厚な風味の香味鶏油があっさりとしたスープにコクと深みを与えています。
塩分濃度は約1.6%と平均的ながら、スープの温度が下がるにつれ、今度は甘味と旨味が舌に馴染み、徐々に味が濃く感じられるようになります。
また一口目には丸鶏の厚みが伝わり、二口目からは二枚貝のコハク酸の旨味が追いかけてくるような、
食べ進む過程で味と口当たりの印象が変化するという、面白い仕掛けが施されています。
麺は多加水のワイド型角刃中太縮れ麺。
モチモチプリプリの弾力にツルリとなめらかな麺肌で、
噛むほどに舌に広がる麺の甘味が対比効果となり、中庸的な塩分濃度のスープがしっかりとした塩味に感じられます。
付属トッピングは極細メンマと、チャーシューは燻香を纏った吊るし焼きの豚肩ローススライスに、
黒胡椒とタイムの香るフルーティで瑞々しい低温調理鶏むねスライスが各1枚ずつ。
味のリニューアル後は実店舗に行けておらず、本品が現在の実店舗仕様と同じかどうかは私には分かりませんが、
リニューアル前の塩と比較すると、麺はガラリと変わっているものの、スープに関してはどちらかというとマイナーチェンジをしたような印象で、
コンセプト自体に大幅な変化は感じず、スープと麺の組み合わせも絶妙なマッチングで、今回の塩ものめり込むように美味しく頂きました。
店主は宅麺で販売されているソラノイロやカネキッチンヌードルでも勤務経験がある実力者で、
舌の肥えたラヲタ達からの注目度も非常に高いお店です。