2024年10月08日
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全2件のレビュー中 1-2件目
2024年10月08日
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2024年10月10日
シャバシャバスープで痺れ重視の、花椒系が強い主張をする台湾ラーメンのような印象。
担々麺に胡麻の濃厚さを求める人には、この一杯は見当外れかもしれない。
黒酢由来なのか複雑な酸味が効いており、痺れも相まってすごく爽やかなスープ。キリッと引き締まった鋭利な味。甘みはほぼないが、旨味はしっかりあるので決して軽い訳ではない。
しっかり噛ませてくる大きめのミンチが旨い。
痺れが強いので、麺の味は麻痺して分からなかったが、食感は最後まで保たれ、中太ながらもワシワシした無骨な食感だった。
これが担々麺かと言われたら私的には違うが、こういう世界もあるのだ、と不思議な説得力に満ちた一杯だった。
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これが初めての宅麺だったので、この味が自宅で食べてしまえる驚きは筆舌に尽くしがたかった。
この振り切った濃厚さを?自宅で?いつもの器で?いやおかしいだろ…と、夢と現実がごちゃまぜになった非日常感を存分に楽しめた。
これはとにかくお店でしかあり得ない味。
胡麻感と鶏感でポッタポタになったスープ、不思議な緑色の細麺、脳髄を惑わすような八角の香り、マイルドで品のある辛味、文句の付けようがない。
今まで食べてきた担々麺の中で圧倒的に一番濃厚であり、細麺に絡み付く様はパスタを思わせるほどだ。胡麻だけではこうはならないだろう。鶏、しかも、もみじ。この振り切ったとろみの正体はそこか。ベースに鶏白湯のような雰囲気がある。
強いて何か言うなら麺が伸びやすい点と、スープの温めにコツが要る点だろうか。
分離しやすいスープであるから、一旦流水等で解凍して氷のない均一な液体に戻してから温めた方が失敗しにくいだろう。
あと個人的好みで、食感にナッツ類のザクザクした歯応えなど添えると完璧。
酸味や痺れはほとんど感じないので、マイルド路線をお探しの方には太鼓判だと思う。