店主インタビュー

【家系大賞&殿堂入り】『横浜家系ラーメン 作田家』作田店主「第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」SPインタビュー


「第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」において、家系大賞を獲得した『横浜家系ラーメン 作田家』作田店主にインタビュー。「暴君RA-MEN」と名付けられたそのラーメンは、家系というジャンルを超えて、常に「宅麺.com」ランキング上位に食い込む。本物にこだわる作田店主が、激動のコロナ禍でたどり着いた境地とは…

2021年03月26日 更新
【家系大賞&殿堂入り】『横浜家系ラーメン 作田家』作田店主「第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」SPインタビュー - サムネイル
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横浜家系ラーメン 作田家


店主プロフィール


作田 直章 店主

19歳の時に横浜家系の名店『六角家』のラーメンを食べて、その旨さに衝撃を受け弟子入り。
その後、博多ラーメンの名店での修行を経て2009年に独立し、『極濃麺家 初代一本氣』をオープン。
2013年には『宅麺.com』にてWEB限定サイバー店舗『横浜家系ラーメン 作田家』をオープンし、「暴君RA-MEN」を発売。以来、トップクラスの人気を維持し続けている。
2014年に実店舗の屋号を『横浜家系ラーメン 作田家』に変更し、家系ラーメンと豚骨ラーメンを提供する大人気店に。


店舗情報



<住所>
133-0057
東京都江戸川区西小岩1-29-6 1F

<営業時間>
[月〜金]12:00~13:30/18:30~20:00
[土日祝]12:00~13:30
火曜定休
※麺・スープが無くなり次第終了

<公式SNS>
https://twitter.com/sakutaya_ra_men





ー作田店主へは最多4度目のインタビューとなります!本日はよろしくお願い致します!


毎年楽しみにしてるよ笑。よろしく。


ーまずは家系大賞を獲得されたこと、そして今回を持って殿堂入りされたことについてのご感想をお聞かせください!


今年はめちゃくちゃ嬉しかったよ!今までで1番嬉しかった。コロナ禍で宅麺の時代が来たしね。殿堂入りしたことで来年からトロフィーもらえなくなっちゃうのは悲しいけど…生きがいだったのに笑。


ーすみません笑。「お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」大賞を1つの目標にしてくださっていたのは嬉しい限りです!


宅麺は純粋に味だけで評価されるから特にやりがいがあるよね。接客がない分、並大抵のものを作っても評価されないんだよ。ぶっちゃけ安くはない買い物だと思うから、1回買って美味しくなかったら二度と買ってもらえないと思う。


ー確かにそうかもしれませんね。作田店主は「宅麺.com」での販売にかなり力を入れていらっしゃいますが、味だけで評価されるということ以外にも理由はありますか?


なんてったって作田家は、宅麺限定のサイバー店舗(※)から始まってるしね。やっぱり日本中の人に食べてもらえるっていうのは大きいよね。
※詳しくはぜひ、過去のインタビューをご覧ください!

それに宅麺は商品管理もカスタマーサービスもしっかりしてる。信頼関係がないところで自分のラーメンを売りたくないから、店以外では宅麺1社でしか販売してないね。


ーありがとうございます…!ちなみにコロナ禍での店舗営業はどのような状況でしょうか?


どう言ったら良いかなあ…正直に言うと実は「バブル」。今まであんまりなかったんだけど、昼間に行列ができるようになったね。


ーバブルですか?!お客さんが減ったという声をよく聞きますが。


なんで増えたかは分かんない笑。多分だけど、このあたり(小岩)に住んでる人がリモートワークをするようになったからじゃないかなあ。


ーなるほど…ということは店舗も宅麺も大忙しだったんじゃないですか?


2020年は今までで1番働いたよね。最初の緊急事態宣言が出てからは、朝6時に店に来て仕込みをして、20時に営業終わってから夜中まで宅麺作ってたから笑。


ーそれを毎日ですよね??宅麺を作ってくださるのはありがたいんですが、本当にお身体には気をつけてください…。


俺、この1年で一気に老けた気がする笑。
でも宅麺の出荷量が増えるにつれて、思い通りのラーメンを作れるようになったかな。


ーと言いますと?


家系ラーメンっていうのは、「これだけの材料を使ったらスープが○杯取れます」っていうラーメンじゃないんだよ。一番効率よく素材の旨味を引き出すには、材料を継ぎ足しながら、ある程度の量のスープを作らなきゃいけない。

宅麺が売れたおかげで毎日安定してスープを作れるようになって、六角家修行時代に学んだ黄金の骨の分量を再現できるようになったのよ。
すごい材料費がかかるんだけど、おかげで思い通りの味を作れるようになったね。


ー「黄金の骨の分量」なんて聞くとますます食べたくなりますね…!ちなみに味のマイナーチェンジは日々されているんでしょうか?


もちろん基本の軸はあるんだけど、その時の自分が1番うまいと思うものを作ってるから味は常に変化してる。いつも同じ場所に居たくないんだよね。

それに頑固だから世の中に合わせることはしない。100人の意見より、自分が1番うまいと思うものをお客さんには出すようにしてる。


ー進化し続ける味を求めてお客さんが集うわけですね。その探究心といい、ラーメンと向き合い続ける原動力はどこにあるのでしょう?


原動力か…まあ当たり前だけど楽しいからだよね。言ってしまえば同じものを作ろうと思っても作れない。だからこそ、その変化を自分も楽しんでるっていうのかな。毎日が素材との真剣勝負。

あとやっぱりお客さんの反応はやりがいになる。本当に旨いラーメン食べた人は「旨い」って言わずに黙って頷く。反応は見えないけど、宅麺も見えない所で頷いてほしいなと思って心を込めて作ってるよ。


ー思えば自分も頷いたり上を向いたりしているような…。もう20年以上ラーメンを作り続けておられますが、作田店主にとってラーメン作りとはなんでしょう?


生活の一部だね。仕事をしてるっていう感じはしない。これを仕事だと思ってたらきつすぎるでしょ。息をする、飯を食うのと同じで本当に当たり前のようにやってることかな。


ーそこまで言える方は意外と少ないんじゃないでしょうか…!そんな職人・作田店主の今後の目標があれば教えて下さい!


「お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」っていう目標を殿堂入りで奪われちゃったからなあ…。
あれかな、「情熱大陸」に出たい。
「ザ・ノンフィクション」でもいいけど笑。


ー意外な目標でした笑。密着取材、楽しみにしています!最後にお客様に何か伝えたいことはありますか?


声を大にして言いたいのは「どうか本物を見抜いてくれ」ってこと。家系ラーメンは色んな店があるんだけど、とにかく職人が作る本物の味を食べて欲しい。

そしてそんな味を求めて、作田家のラーメンを宅麺で買ってくれるお客さん、このご時世でもお店に食べに来てくれるお客さんには本当に心の底から感謝。ありがとうございます!


ー作田店主、ありがとうございました!





第10回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー 2021
【家系大賞】
横浜家系ラーメン 作田家
暴君RA-MEN


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